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民族問題、政治、歴史、などに詳しい方お願いします
初めまして、覗いてくれてありがとうございます。 私は民族問題について勉強している大学2年の者です。 世界の様々な民族問題が歴史や政治の中でどうやって活性化していったのか、 それから、未だに尾を引いている民族問題や各国での外国人の扱いに対してどう思っているか等、 同じ大学の教授以外でその辺りに詳しい方の考えを聞いてみたいのですが、 周りで答えてくれそうな方を探すのもなかなか大変なので、 ネットに投稿してみた次第です。 どのように答えて下さっても結構です。 刺激的な回答があると嬉しいです!笑 よろしくお願い致しますm(_ _)m
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- tyr134
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まずは、「民族」という用語について、明確な定義を与えましょう。 というのも、日本語の「民族」という言葉は日本人らしく定義に曖昧な部分があって、時に議論を混乱させるもとになっていますので。 なので、ここではよく使われる2つの定義を述べてみます。 ・文化・風習などを共有する団体(ethnic group) 同種の文化・風習・伝統などを共有する集団。 必ずしも統一された政治的公的共同体を形成する必要はない。 また、多くの場合はあまり意識されることはない。 ただ、別の文化・風習・伝統などを共有する集団を目の当たりにした時に、意識上に現れてくる。 世界の地域を区別する時に、よく指標として用いられる(アジア(東南アジア・東アジアなど下層分類もできる)・ヨーロッパ・北米etc,,,) ・政治的血縁的共同体意識(nation) こちらは、上記とは逆に自らが属する国家・宗教・血縁関係などが強く意識され共有された集団。 そこには、自分たちの属する集団以外を排斥したり蔑視したりしようという意識がある。 古代ギリシアなんかでは、自分たち以外をバルバロイと呼び区別したし、中国でも「夷狄」という考えはあった。 また、宗教の違いから民族の違いを意識する場合も多々ある。 ヨーロッパでのユダヤ・キリスト・イスラム教の関係や、インドのヒンドゥー教と仏教の関係、日本の仏教と神道の関係なども、民族問題といえる。 さらに、近代以降に国民国家という意識が芽生えてくると、「国民=同一民族」でなければならないといったような極端で偏狭な思想なども現れる。(好例がヒトラーのアーリア主義) どちらも、似て非なる概念です。 でも、どちらも社会でいろんな問題を引き起こしています。 よく「民族問題」と言われると「ネーション」を思い起こしがちですが、じつは「エスニック グループ」の問題と混同してたりすることが多々あるように思います。 論点が摩り替わったり、議論が噛み合わずに不毛な言い合いになっていたり、、、 言葉には、いろんな意味をもっているのが普通です。 なので、学術的な論文を書いたり意見を言ったりする場合は、まず曖昧になりがちな言葉の「定義」を共有することが必要になってきます。 逆に「定義」をしっかりしてやると、論点が明快になったりして研究が進むことも多いですね。 ではでは、参考になれば幸いです。
- paddrink
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民族問題は様々な要素が複合的に絡み合っていますから、一概には言えませんが、 脈絡のない文章になりますが、読んでみて下さい。 植民地統治の名残 西欧列強が植民地統治する際に、部族間の対立を利用した経緯があります。 民族間の対立を助長し、直接の反乱を防止する方法です。 プランテーション等で働きの悪い労働者に体罰を加える等 (ひどい例では手首を切り落とす) このような仕事をを一部の少数民族に行わせ優遇します。 何世代もこのような状態が継続するうちに怨念が増幅され、ルワンダのような大量虐殺に至ります。 また、戦後植民地が独立する時代と、東西冷戦が重複しました。 東西の陣営は、対立する部族に武器支援、軍事顧問を行い、泥沼の状態に至ります。 社会的インフラも教育もない状態で、内戦状態が続き、経済基盤の農業も耕地の荒廃で疲弊し、 ロジスティックな思考のない人々は、殺戮の連鎖に巻き込まれます。 当時、軍事顧問をした方の手記では、 自動小銃を与えても、照準を合わせることをしない。 ただ、呪文を唱えて乱射するだけ、 植民地時代の世論としては、 西欧人は黒人より優れた存在である。 猿と人間の中間が黒人である。 白人は進化の遅れた有色人種を始動する立場にある。 裸で暮らす彼らは羞恥心のない進化に遅れた存在で、私たちは足首まで隠し、コルセットで体を補正し神に近い存在である。 東洋の東の端にはジパングという国があり、彼らは男女が裸で混浴するそうだ。 何と、下品な!(実はうらやましい) そのような、高慢ちきな考え方が植民地の民族間に伝染したのではないでしょうか? 宗教的な問題、 セム語族 一神教文化 ユダヤ イスラム キリスト教 日本人には理解できない側面がありますが、彼らの宗教の特色を強調すれば、 1)一つの神を唯一神として信奉 2)預言者を介して神の言葉を人々に伝える啓示宗教 3)神から多くの宗教的義務を法として課す厳しい戒律 4)天国と地獄という概念を持ち、「最後の審判」が最後に訪れる 5)選民意識 私たちは唯一正しい神を崇める選ばれた人間である 6)善悪2原論 ステレオタイプで、この世の中には善と悪、神と悪魔、しか存在しない このような考え方は、強い組織を作るためには便利な方法です。 強い戒律、同胞意識、外敵に対する強固な抵抗力、 戦争には強い思考パターンです.異教徒を躊躇なく殺すことができます。 陸続きで民族の栄枯盛衰の激しいかの地では、サバイバルの為に有効な組織論だったと思います。 彼らの考え方では、多神教信者は地獄に堕ちます。 イスラムの教えでは、カラや少女時代、AKB48も露出度が高いのでアウト 日本人のようにクリスマス、葬式、初詣と、ファッションのように神様を着替える民族は理解できないでしょう。 現在でも、アフガニスタン等では首を切り落とされた仏像が多数あります。 イスラエル問題も、発端は第一次世界大戦の英国の二枚舌政策ですが、ここまで問題がこじれるのも宗教的対立です。 彼らの場合、紛争は最後の審判の日まで続きます。 日本の大陸進出も民族紛争の側面を持っています。 日本が中心になって満州国を建国しましたが、あの地方はもともと清王朝を建国した愛新覺羅のものでした。 その後アヘン戦争が始まり、中国国内は軍閥が割拠し、今のアンゴラや介入前のアフガニスタンの様な状態になります。 戦乱を逃げて多くの中国人が満州に流入し、いつしか満州族より漢民族が多くなります。 日本から満州へ行った多くの方は、満州で漢民族と対立します。当時朝鮮人は日本人の味方であったため、朝鮮人入植者の村が教われ、子孫に農業ができないようにと、子どもの指が切り落とされる事件もあり、民族紛争が満州事変へと繋がって行きます。 さらに、現在のモンゴル自治区も、漢民族が多く流入しモンゴル人との民族紛争が起こります。 日本は、清王朝の末裔を満州国皇帝にすえたのと同様に、内モンゴルにもモンゴル人の国を作ります。 計算高い漢民族に対し、純朴なモンゴル人は土地を奪われ不毛の地へ追いやられて行きます。 遊牧民のため、教育を受けることのできない彼らは、数字に弱く、お人好しですが日本人の信頼を得ます。 このような大陸進出は、日本の防衛戦、人口問題、資源の確保、援蒋介石ルートの遮断等の理由もありますが、 実際に秘密工作をした人の手記を読むと、朝鮮人やモンゴル人に感じるシンパシーによるものが大きかったようです。 実際に外国人と接してみて 島国の私たちにはイメージがわきませんが、民族紛争は血の争いではないでしょうか? トルコ人とつき合っているイギリス人女性を知っていますが、リベラルな方だと思ってアイルランドの問題を質問すると。 アイルランド人を蔑んだ答えが返ってきました。触れてはいけない問題なのだと話題を変えましたが、 当事者に取っては、民族意識のスイッチが入る問題なのかも知れません。 オーストラリアで国際結婚に対する世論調査を行った資料を見たことがありますが、 ムスリムに対する評価が極端に悪い。 オーストラリアではアルコール依存症、幼児性愛者と呼ばれるアボリジニより評価が低かったのには驚きました。 西欧社会では 十字軍からの対立が今も続いているのかもしれません。
- mekuriya
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ユーゴスラビア紛争をどのように理解されていますか?それが理解できれば民族問題も理解できるでしょう。
- tanuki4u
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世界の様々な民族問題が歴史や政治の中でどうやって活性化していったのか ↓ 富の遍在化と、一部集団の独占に対する独占されたと思った集団の反抗が、民族問題を生み出します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%9B%BD%E5%AE%B6 国民国家という概念自体が、つい最近200年ちょっとの話。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E4%B8%BB%E7%BE%A9 王様以外のシンボルでそれまでの国家をまとめるとどうよ?というのでフランス革命で生まれた概念です。 フランス革命を受けて19世紀になるまで、政治問題としての民族問題は存在しない。 みんなが貧乏であれば、だれも独立しようなんて運動を起こさない。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9 これなども石油が見つかったから。 イギリスの王家は、ドイツ人ですが、「ドイツ人を追い出して、イギリス人の王を!」なんてのが生まれないのは、とりあえずイギリス人がみんなそれなりに豊かだと思っているから。 ※ 第一次世界大戦で、ドイツと戦争する前は、サクス=コバーグ=ゴータ家とドイツ式に名乗っていました。
- SPS700
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まず、下記などからどんな場所に民族の問題があるかを押さえるのが第一でしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E6%95%B0%E6%B0%91%E6%97%8F この記事の終わりにある表の中で、アメリカ大陸が極めて少数で、アフリカに至っては何も書いてないことからも、未来の方向がよく分かります。 文化の中で比較的保守的なのは「ことば」ですから、下記と国の国境を書いたいわば「政治地図」とを引き比べて、その違いをご覧になるのも、一つの出発点かと思います。 http://www.muturzikin.com/countryjp.htm 世界の国で民族問題を抱えている国を探すより、民族問題のない国(もしあったとして)を探す方が簡単です。