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贈与税 or 相続税?
祖母の財産に関する質問です。家族がみな税金や法律に関してとても疎く、困っています。 状況をより正確にお伝えするために、個人的なことを書きますが、人道的なことなどに関するアドバイスではなく法律上の点についてだけご意見頂けると論点がずれず、こちらとしては助かりますので恐縮ですがお願いいたします。 祖母(97)が祖母名義で土地と家を数件持っています。土地の最定評価額が4千万と少しですので、土地柄からしても今なら実際には8千万くらいにはなるといわれています(家自体は全部で5百万にも満たないです)。ちなみに長男である父に全てを譲るという遺言書(有効であることは確認済み)は書いてありまして、当初は私たちも祖母が亡くなるまで触らないでおこうと思いましたが、段々状況が変わってきました。 今私たち家族としては、 - 土地はもともと借家として利用していましたが過疎化がすすみ、家賃収入は本当に微々たるもの - 地震・津波・原発などが危険な地域なので引越しを視野に入れている(父の長男にあたる私の弟が特別障碍者なので深刻な問題です。) - このままほおっておけば、土地の価値が暴落する などの理由でなるべく早く(一年以内)、家土地を全て売りたいと考えています。 しかし、祖母が今、名義を父に変えると贈与税が多大にかかると聞きました。その場合、祖母が売却して彼女の口座にいれておいて、相続税というかたちのほうがいいのでしょうか。 また、弟が特別障碍者なので、なにかそれ経由で税金対策はできないでしょうか。 ちなみに、避けたいのは家土地が災害等でほぼ無価値になることと税金でほとんど失うことなので、最終的に現金が家族内の誰の手に来るかは問題ではありません。 長くなりましたが、こうするとこの税金が何%かかって得/損だ、というようなことを教えていただけましたら光栄です。 どうぞよろしくお願いいたします。
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- 0621p
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相続税と贈与税とどちらが得か?というのは、圧倒的に相続税のほうが得なのです。相続税は基礎控除が大きいからです。 相続税の基礎控除は、5000万+(1000万×法定相続人の数)です。仮に法定相続人が3人だとすれば、財産8000万までは相続税がかからないわけです。 ですから贈与するのは損ですが、相続時精算課税制度というのがあって簡単に言えば、贈与によって発生する贈与税も相続が発生した時に相続税の計算による事にする、というような制度です。これを使えば贈与税の心配は少なくなります。 ところで、評価額が4000万というのは固定資産税評価額のことでしょうか?相続税や贈与税の評価は路線価によって行いますので、固定資産税評価額よりは少し高くなるのではないかと思います。 固定資産税評価額が4000万だとしたら、その土地が8000万で売れるとはちょっと考えにくいですが、仮に8000万で売れたとして、先祖からの土地で長期譲渡所得だとしたら千数百万の譲渡所得税がかかっても六千数百万が残ると思います。 これがお祖母さん名義の預金であれば、この金額がまともに相続財産に計算されます。 固定資産税評価額が4000万、路線価の評価でもそれより少し高いくらいだとしたら、相続税の計算においては現金で持ってるより土地で持ってるほうが得、という事になるかもしれません。 最初に書いた相続税の基礎控除は、減額されるという案が取りざたされています。 余談ですが、震災云々は関係ないとしても、貸家にしていたのに家賃収入が減ったきた過疎が進みつつあるような土地であれば、とっとと売ってしまったほうが良いとは思います。
- mukaiyama
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>土地の最定評価額が4千万と… 何の評価額ですか。 贈与税や相続税における評価方法と合っていますか。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4602.htm >- 土地はもともと借家として利用していましたが… ちょっと日本語が分かりません。 借家でなく貸家ですか。 >祖母が今、名義を父に変えると贈与税が多大にかかると… 「相続時精算課税」 http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4103.htm を申告すれば、現時点での贈与税支払いは免れられますけど。 >祖母が売却して彼女の口座にいれておいて、相続税… 相続税というのは、相続が発生して初めてかかるものですよ。 祖母が旅立つまで、祖母の預金に入れたまま放置しておくのなら、それも選択肢の一つです。 >弟が特別障碍者なので、なにかそれ経由で税金対策は… 弟って、孫でしょう。 子 (父) が健在な限り、相続税には関係ありませんけど。 百歩譲って法定相続人に障がい者がいたとしても、相続税や贈与税に障がい者を区別する制度はありません。 所得税や住民税ならありますけど。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1160.htm >避けたいのは家土地が災害等でほぼ無価値になることと税金でほとんど失うこと… 考え違いです。 無価値になったら税金は発生しません。 >最終的に現金が家族内の誰の手に来るかは問題ではありません… それなら、祖母の名義のまま売却して、祖母が旅立つまで祖母の預金にしておくのが良いでしょう。 税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm
土地を今長男に贈与すると 評価額4000万円として 50%税率-225万円ですから1775万円納税しなくてはいけません。 祖母様が売却した場合 時価8000万円-取得費(不明の場合 過去の路線価をつかうなどします 概算取得費は安すぎるので 使いません 概算取得費といって売却価額の5%を取得費とする方法が使われていますが、この方法だと売却価額の約95%に 税率をかける計算になります。)貸家を建てた頃の土地の売買契約書があればOKですけど。 仮に土地の取得価格3000万として譲渡益5000万円として住民税・所得税あわせて20%だから1000万円。 これは、取得費の計算如何でもっと多くなったりします。 ポイントは、売れば時価と取得費をもとに課税され、贈与すれば相続税評価額によって計算することとなっています。
- Mokuzo100nenn
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>- このままほおっておけば、土地の価値が暴落する 地震、津波、原発事故が発生する以前であればリスクですが、既に起きたことですから暴落はリスクではなく、現実です。つまり、残念ながら手遅れという事です。 税金の事を考えると、不動産のまま相続し、相続課税された場合には相続税を支払う方が得策です。相続税相当分を土地で物納するのが一番です。 物納を拒絶された場合には不服申し立てして戦いましょう。 売ろうと思っても買い手が見つからない不動産(=市場価値のない資産)に対して課税すること自体が不当な国家権力の行使に当たりますので、不服申し立てや行政訴訟で搾取を食い止めることが出来ると思います。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 >地震、津波、原発事故が発生する以前であればリスクですが、既に起きたことですから暴落はリスクではなく、現実です。つまり、残念ながら手遅れという事です。 お言葉ですが、私の話しているこの地域は何も起きておらず土地代もまだ暴落していません。 しかし政府が公式発表した2014-2016にくる大地震の地区ですのでリスクです。 ご回答本当にありがとうございました。
補足
こうした災害などは来るか来ないかわかりませんが、売ってしまって結局地震がこなければそれはそれで、そのほうがいいので、災害の起こる確率等はこの際除外して考えていますので、その点はご了承ください。