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俳句における語句の使い分けについて
「ふるさとに思い馳せるや初句会」の俳句について、 「馳せるや」を「馳せてや」にした方が、ふるさとの様々な事柄が巡りめぐって、賑やかで、初句会としての盛り上がりが一層強調されるような気がするのですが、いかがなものでしょうか。 「馳せてや」は、ここでは「馳せることによって」と解したいのですが・・・・・・・・ 「馳せるや」と「馳せてや」は、いずれが効果的でしょうか。 ご批正のほどよろしくお願いします。
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#1です。 #2さんのご投稿を拝見して、再度おじゃまします。 ふるさとを離れた地で初句会に臨む気持ちを詠んだものと解釈しました。 帰省した直後か、または帰省しなかったのか。たぶん後者ではないかと思います。 馳せているのだなあ・・・ということで「馳せてや」が良いとわたしは思いました。 むろん「馳せるや」でも「馳せているのだなあ」という意味を出すことはできますが、どうも直截すぎるのではないかという気がします。 「思いを馳せて→そしてこの句会に臨んでいるのだよなあ」という「→」部分の間というか、言葉の流れにゆとりを持たすというのか、間隔を空けたほうが効果的だと感じます。 #2さんおっしゃるところの、 >「どっち付かず」 : これが味になるとわたしは思うのですけどね。^^
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- Ishiwara
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元の句が、あまり上等なものとは言えません。「ふるさと」と「句会」がどう関連しているのか、意味不明の句だと思います。 「るや」「てや」:どちらが良いかは、感性の問題であって一概に言えませんが、私の感覚では「てや」は疑問です。 「五月雨の降り残してや光堂」は、直接的な詠嘆であれば「降り残しけり光堂」のはずです。したがって、この「や」は「疑問形」というごく少量のスパイスを効かしているのです。「五月雨が、ここだけ降らない(降らなかった)<のではないか>と思わせるほど‥」なのです。「馳せてや」は「どっち付かず」です。
お礼
手厳しいご批判の下に理路整然としたご説明に〔「馳せてや」は「どっち付かず」です〕に今一度 練り直してみたいと思います。有難うございました。
- hakobulu
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おっしゃるところの「馳せてや」に賛同します。 ただ、個人的には「馳せているなあ・・・」という詠嘆の用法として使いたい気がします。
お礼
懇切なご教示有難うございました。とても参考になりました。 今後ともよろしくお願いします。
お礼
「ふるさとを離れた地で初句会に臨む気持ちを詠んだものと解釈しました」 全くその通りです。きめ細やかにに推察するお心遣いに勇気付けられます。 ~言葉の流れにゆとりを持たすというのか、間隔を空けたほうが効果的だと感じます~ これこそ俳句の心だと痛感しました。 厚く御礼申し上げます。誠に有難うございました。