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t検定についての要約
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卒論,頑張ってください. <*の数> *の数はクリアしている有意水準の厳しさをしめしています.*であれば「5%」,**であれば「1%」が慣例となっています. おそらく,*が表に示されていると言うことは,その表の欄外に「* p<.05」(*の印がついているものは有意水準5%で有意である,という意味)という説明書きがされているはずです.正しい表の作成法としては,書かないといけないものなのですから. <t検定の結果数値> t検定を何かの統計ソフト(SASやSPSS)で行いましたか? ならば結果に関する数値が何個か出てきたと思います.元も重要な数値は三つの数値,t値,自由度,確率,です. 「7.589」という数値はおそらくはt値なのでしょう.後述しますが,この分析は「対応なしt検定」と呼ばれるものだと思いますので,自由度は50+200-2=248なので,t値が7.589ならば1%水準で有意なので**をつけることができます. ただ,専門の統計ソフトを使っているならば,合わせて,そのt値における確率が算出されているはずなので,それを直接みた方が早いですね.その確率の数値が0.05(5%)以下であれば,あるいは0.01(1%)であれば,それぞれの水準で有意となります. <有意水準> 一般的には「5%」以下の場合に有意差を認める,つまりは信用のおける「差」だと判断する,という約束ごとがあります.ただし,学問分野によっては「5%~10%」というある意味「おしい」レベルのものを「有意傾向」として認められる……ことがあるかもしれません.ただし,ある意味ずるっぽいので,人によっては,分野によってはこの有意傾向という手は認められません.一応公的には「5%」以下でなければ駄目だ,と回答します. <その他の注意点> 以下は少し細かな使用法です. t検定とは,二つの変数(変数Aと変数Bと)の差が統計学的に意味のある差である(「有意差」)かを調べる場合によく使われます(その他の目的で使われることもあります). ただt検定を使う場合には,そのデータが一定の条件をみたいる必要があります.質問者さんが呈示してくれる情報の中で引っかかるのが,データ数です.基本的にt検定を行う場合にはデータ数は同数,あるいは同数に近いデータ数であるとされます. データ数が異なるので,おそらく250人のデータを使った,「対応なし(被験者間)t検定」と呼ばれるものでしょう(このことから自由度は248となります). このデータ数あるいは分散の等質性に問題がある場合には,t検定の他の統計解析法に変えなくてはならないでしょう.教授にその辺のアドバイスをいただくのがいいかもしれません(「変数Aと変数Bとではデータ数に違いがありますが,このままt検定をしてもいいのか?」などと質問されるのはどうでしょう?).
お礼
ご回答ありがとうございます!! とってもわかりやすかったです。 卒論頑張ります(*'-'*)♪