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卒論のことで悩んでます。テーマはカナダ、ケベック
私は大学2回生で文系の学部に所属しています。私が通っている大学はゼミに入るのが他の大学よりも遅く、3回生からです。まだ専門的な勉強もほとんどしていません。 せっかく大学に行っているのだから意味のある大学生活にしたいと思い、まだまだ先のことではありますが、卒論で何をしたいかを考えています。 私はカナダ、特にケベック州に関心があります。だから卒論では、まだざっくりしていますが、ケベック人の独特のアイデンティティーが形成された背景、現在のケベック独立問題のカナダへの影響などについて卒論を書きたいと思っています。 やはり論文ですので、自分の意見、考察、主張などを書くべきだと思います。しかし、単に文献を読んで事実をまとめるだけになってしまいそうです。 もっとテーマを明確にすれば良いと思ったのですが、うちの大学には専門の先生がおらず、専門的な意見などがもらえません。 私と同じようなテーマを学んだ方がいれば、どのようなテーマで卒論を書いたか、どういう風に学んだかなどを聞きたいです。もちろんあくまで参考です。 それ以外の方でも、文系の卒論を書く際に気をつけることなどを教えてほしいです。(どのように自分の主張を述べるかなど)
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- TANUHACHI
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肝腎なことを今まで書き忘れていました。 「卒論」で参照する対象は「資料」と共に「学術論文」です。それらは学会誌、たとえば日本史学の領域ならば、『歴史学研究』『日本史研究』『中世史研究』『史学雑誌』などの全国そして日本史学を専門とする海外の研究者が集う学会の発行する紙誌であり、各大学が独自に刊行する『紀要』『~史学』に掲載された論文となります。 カナダのケベックを対象として選ぼうとしているわけですから、海外のアメリカやカナダそしてフランスの歴史学会のサイトに関連する論考がある可能性も高く、そうした「公式サイト」で論文をお探しになってみてはいかがですか?
- mstk2
- ベストアンサー率26% (157/588)
おそらくこれに限るという解決法が、ひとつあります。 それは、自分がこれから卒論を出そうとする学部~研究室に対し、すでに出された過去数年の卒論のバックナンバーをあたること。 で、その中で展開されている様式や論文構成、論旨の進め方を、まねることです。 というのは、学部ごとにやはり学風というか、教授陣の好みというか、カラーってものが厳然とあるからです。 「こういう場で卒論の質問をしてはならない」という指摘がまさにそれで、A大学ではよしとされる論文作法が、B大学ではクソミソにけなされることが多々あるからです。 B大学の論文作法を知るにはB大学に聞くしかないが、学内に適切な指導者がいない場合、過去の卒論バックナンバーが最高の教師になってくれます。なぜなら過去の卒論例こそが、その学部でどんな卒論が推奨されているかというエッセンスの塊だからです。 >やはり論文ですので、自分の意見、考察、主張などを書くべきだと思います。しかし、単に文献を読んで事実をまとめるだけになってしまいそうです。 こういうものは自分で決めずに、過去の卒論例をあたって決めます。すなわち過去の卒論が自分の意見、考察、主張などをしっかり書いているなら、それに従う。一方、単に文献を読んで事実をまとめているだけのようなものが多いなら、自分も忠実にそれに従う。 自分で勝手に 「論文には自分の意見や主張があるべき」 と決めつけてはならない。それは、卒論を審査する側が決めることです。既存の文献のコンパイルのような(退屈な)ものだって立派な論文であるし、後世の人間からみれば有益な資料となるのです。 で、そのどちらの卒論様式を、その学部は好んでいるのか。それは過去のバックナンバーをみれば一目瞭然です。 >どういう風に学んだか >文系の卒論を書く際に気をつけること すべて同じです。 この場合なら過去の卒論から学びます。とくに1本だけを参照するのではなく、できれば複数の卒論を参照し、そこに共有されている特徴をあぶりだすこと。イントロ → 事実記載 → 考察 → 引用文献といった論文構成には、ある共通項があるはずです。主張の述べ方にしたって同じ。それこそがその学部における推奨作法であるからです。 いずれにせよ 「学ぶはまねぶ」。過去の卒論例をみずに卒論を書くのは、過去問をみずに受験するようなもの。 そうやって基礎をまずしっかり身につけた後にゆるゆると自分の色を出していくのが、学問にかぎらず芸道の基本です。
- ninoue
- ベストアンサー率52% (1288/2437)
カナダーケベック州やケベック独立問題について調べられるのでしたら、日本語の情報以外に英語で書かれた情報も参照されたら良いのではないでしょうか。 その意味でネット上で関連情報をサーチして調べたりしてみて下さい。 また次のようなサイトがありますので或いは参考になるかと思います。 http://tanakanews.com/ 田中宇の国際ニュース解説 世界はどう動いているか http://www.globalresearch.ca/ カナダの独立系情報サイト 世界の主要マスコミが一方的な報道を繰り返す事が多いのに対し、政治、軍事、経済、金融、産業、或いは広島原発問題等についても広い視点から鋭い分析をされているので参考になります。 http://www.world-newspapers.com/ http://www.world-newspapers.com/canada.html http://www.world-newspapers.com/quebec.html ==> http://www.world-newspapers.com/history-magazines.html http://www.historynet.com/ この historynet.com の中に必要な情報がありそうなのでサイト内サーチしてみます。 Canada Quebec site:http://www.historynet.com/ <==> Canada Quebec site:historynet.com/ その他には日本の学会誌や学界発表等も参考になるのではと思われます。 http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/index-dbs/ 学術論文情報データベース https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja 資料一覧、期間別一覧、分野別一覧 等から数多くの学会誌情報等が辿れます。 これらの論文誌の発表論文等を参照されたら卒業論文の書き方等にも参考になるのではないでしょうか。 なお素人の勝手な感想ですが、日本にも影響を与えて行く世界の大きな動き等を出来れば取り上げて頂いたら良いのですが。 例えばシリア問題、TPP問題(各国政府の国民の健康や生活の為の政策よりも企業活動や企業利益を上位に置いた世界支配戦略)、アジア経済圏、世界を支配しているアメリカの恣意的な行動問題等が考えられます。 例えば次を参照下さい。 http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/831.html 米軍はシリアのアルカイダ系反政府勢力も攻撃すべき http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/831.html#C8 <==>この投稿に対する反論、毎日新聞の何時に似ず公平な視点からの報道 但しこのような政治的な問題については色々な考えを持たれている教授等も居られるでしょうから、その点は考えてテーマや論旨を決めないと反発を受けるかも知れませんね。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
こんばんは。夜分に失礼します。『カナダそれもケベック』にターゲットを絞っての卒論テーマとしたい。なるほどね、一見して「さも、私には問題意識があります」と主張したい様にもみえますが、実のところは何もないといったところですね。 ケベック独立に関しては既に70年代のカナダ国内をはじめ北米そしてフランスでも議論が重ねられてもいます。 >「単に文献を読んで事実をまとめるだけになってしまいそうです」。当然の話です、学部の卒論などは「4年間にどれ位、勉強する方法を身に着けることができたか」そして「論文の書き方の作法」を実地に試験するだけの話で、たかが学生に「自身の意見・考察・主張」などが書けるはずもありません。また教員側もそれほど精緻な内容を求めてもいないのが現状です。既に先達が議論しているところに態々と勉強の入り口に立っただけの学生が「新たな知見」など提起できるとお考えですか、噴飯ものです。自身を買い被りすぎです。 文系教員の立場からすれば、相当に勘違いもしている部分があり、肩に力が入りすぎているともいえます。一つのテーマに対して、先行研究の足跡を辿り(研究史の総括および整理)、論点を集約すると共に「異なった分析視角からのアプローチ」を試みるならば、どの様な実像が浮かび上がるかなどの「論点整理と課題の抽出」などを基礎作業として処理する一方で、先行研究で「見落とされている部分」がないかどうかも並行して検討していけば、論点整理もほぼ終了といえます。 ケベックの問題を扱うならば、恐らくは言語社会学や比較社会学、歴史学や政治学、民俗学などの成果も参考になるでしょう。そして「ケベック」だけに絞って見ていても、「ケベック問題」が持つ独自性や普遍性と特殊性や相対性といった視点が見えてこないはずで、ヨーロッパ大陸ならば「バスク」などを比較対照してみたりすると、卒論での論点を絞り込むことにもつながります。 >うちの大学には専門の先生がおらず、専門的な意見などがもらえません 卒論を作成するために「学内に指導教員がいない」との理由付けが通るでしょうか。参考文献が必ずしも学内の教員のものでなければならない、などの暴論はありません。むしろそんなオママゴトごっこをやっている大学では意味などありません。 たとえば「西洋史専攻」の学生が卒論のテーマにロシア革命を選択したとします。けれども学部の教員に「ロシア史」を専門とする教員がいなくとも、卒論指導はキチンと行います。なぜなら「ロシア史も西洋史で扱う領域」だからであり、地域史と同時に時代史(時代区分論的な区分と同時にN世紀との区分の仕方)も歴史学で扱う概念であることにもよります。こうした点で質問者は多分に誤解と同時に恣意的な理解しかしていないともいえます。 カナダ国内で一つの地名、たとえばモントリオールもフランス語読みでモンレアルと二つの表記をしてもいます。一方でMLBの球団としてトロント・ブルージェイズがあるように文化として一つの圏をなしてもいるともいえます。 ヨーロッパ大陸ではベースボールはマイナーなスポーツ競技でもあるが北中米大陸では逆にメジャーなスポーツであり、逆にヨーロッパではメジャーな競技であるサッカーが北米では丸太運びレースよりも人気のないスポーツ競技であるとの現象をみても、生活文化と言語文化の間では乖離があるともいえましょう。 「『ケベックの何が』あなたを注目させたか」を最初に相談すれば、社会学領域を専門とする教員ならば、卒論指導を担当するはずです。それほど離れた領域でもありませんから。 但し、質問中に学部と専攻が記されてもいませんので、この話がそのまま通るとは限りません、悪しからず。
- meteo226
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1関連学会に行ってみる 移民問題、国際文化に関連した学会の大会に参加されることをお勧めします。 学会ではたいてい、院生がポスター発表をしていたり、研究者がシンポジウムを企画したりしていて、 学部生でも学割の利いた料金を支払えば自由に参加することが出来ます。 ですので、関心のある学会についてネットで検索し、その大会の日程と場所を調べ、 もし都合がよければ行ってみるのも手です。 2自分の意見・考察・主張について 自分の意見や考察を展開する上で重要なのは、先行研究を読みとくことです。 論文の書き方は後で学習すると思いますが、 論文では「鈴木(2001)は~の点から、~~と考察している」のような書き方をするのが一般的です。 で、自分の意見や考察を深める為には、似たテーマをやってる人の研究を踏まえればそれだけ知見が積み重ねられ、 研究に深みがまします。 なので、図書館などで関連書籍を読んでおき、印象に残った記述はノートに記録しておきましょう。 卒業研究に熱心なのはとても大学生活を送る上で大切です。短いアドバイスでしたが、ご参考ください。
お礼
とても参考になりました。テーマ決定ばかりを考えがちで具体的にどう研究するか分からなかったので、助かりました。本当にありがとうございます。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
ケベックの専門家がいなくても、論文を書く、切り口を提示する専門家はいると思います。 プロフィールに福岡とあるので、勝手に西南学院の国際文化学科と仮定すると http://seis-trinf.seinan-gu.ac.jp/search/keyword?controller=div&keyParam=39001 http://seis-trinf.seinan-gu.ac.jp/detail/profile/0000000259.html この先生の「アメリカ及び英国の民族集団の動向」のカナダ内ケベックでの展開ですよね、研究というか卒論というと。 あるいは http://seis-trinf.seinan-gu.ac.jp/detail/profile/0000001746.html 中国朝鮮族の研究 < 中国東北部にける、漢族移民と朝鮮族移民での少数派の動向という構図で考えれば ネイティブアメリカン = 満州族 漢族 = イギリス系 朝鮮族 = フランス系 という構造で同じ
お礼
わざわざありがとうございます。 プロフィールは福岡となってますが、私は県外の大学に進学したので現在は福岡にいません。まぎらわしくてごめんなさい。 でも時間を割いて下さって本当に感謝しています。
- papabeatles
- ベストアンサー率15% (316/2083)
卒論をここで聞くべきではありません。先輩や教授にアドバイスをしてもらってください。 頑張ってください。
お礼
ありがとうございます。頑張ります。
お礼
回答ありがとうございます。私もまだまだ考えが甘いというか漠然としていたので、このような詳しい回答はとても参考になりました。確かに肩の力が入りすぎていたと思います。まだ学部生にすぎない私に、できる限りで良いものを作れるよう頑張ろうと思います。色々と気づかせてもらいました。ありがとうございます。