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中学理科問題: 水酸化ナトリウムと塩酸の実験
- 中学理科の問題で、水酸化ナトリウムと塩酸の実験についてわかりません。加える塩酸の質量と残った固体の質量が与えられています。
- 設問1では、1回目の実験で溶け残った水酸化ナトリウムの質量を求める問題です。
- 設問2では、40gの水酸化ナトリウム水溶液に溶けていた水酸化ナトリウムの質量を求める問題です。
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残った固体の質量から蒸発皿の質量を差し引くと 一回目:0.89g 二回目:0.98g 三回目:1.07g 四回目:1.16g 五回目:1.16g となっています。注目すべきは四回目と五回目で数値が同じことです。これは、すでに全ての水酸化ナトリウムが中和されていることを示します。過剰に塩酸を加えてもあとで蒸発させるときに塩酸は飛んで行ってしまいますから。従ってこの1.16gは中和でできた塩化ナトリウムです。 一方、一回目から四回目を見ると、数値が0.09gずつ増えています。これは、元あった水酸化ナトリウムの一部が塩化ナトリウムになったために質量が増えています。設問2で知りたいのはゼロ回目の固体の量ですから、一回目よりも0.09g少ない量、つまり0.80gが元あった水酸化ナトリウムの量です。 以上より、0.80gの水酸化ナトリウムから1.16gの塩化ナトリウムが生成することが判ります。水酸化ナトリウムが1gであれば、生成する塩化ナトリウムは1.16/0.80=1.45gです。 一回目の実験で消費(中和)された水酸化ナトリウムをzグラムとすると、それにより生成する塩化ナトリウムは1.45zグラムです。zグラム減、1.45zグラム増で差し引き0.45zグラムの増加になるはずで、これが0.09gの増加と等しいので、 0.45z=0.09 z=0.2 従って一回目の実験後に残っている水酸化ナトリウムは 0.80-0.20=0.60g です。 加えた塩酸の量と、固体の量を表にすると 塩酸の量(g) 固体の量(g) 0 0.80 5 0.89 10 0.98 15 1.07 20 1.16 です。問題文中のbはx=0(塩酸の量がゼロ)のときのy(固体の量)の値ですから上の表の0.80のことです。またaは(固体量の増加)÷(塩酸量の増加)で求められます。設問4については塩酸量を横軸、固体量を縦軸にとってグラフ化すると判りやすいと思います。