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「kappa」の中に、二つの子音「p」の違い
河童のローマ字表記「kappa」の中に、二つの子音「p」の違いは音声学的にどのように説明できますでしょうか。 もしできれば、詳しい説明を聞かせていただきたいです。
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[p] のような破裂音(閉鎖音)には、音声学的に大雑把に言って下記のように次の3段階があります。 1。破裂音の形成(catch, closure) 2。破裂音の持続(hold, occlusion) 3。破裂音の解放 (release, explosion) http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E7%A0%B4%E8%A3%82%E9%9F%B3 http://en.wikipedia.org/wiki/Plosives (1) 河童の第1の [p] 3がありません。 (2) 河童の第2の[p] 1がありません。 このようは音声学的な差は、解放のない(1)のような[p] は p の前だけ、形成のない(2)のような [p] は p の後だけ、と相補的分布(complementary distribution)にありますので、同じ音素/p/の異音 (allophone)と考えられ、同じ文字の p を二回重ねて書くだけで二つの子音の音声的な違いが示されます。
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- ahkrkr
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ローマ字表記で子音を二つ重ねるのは、単に促音を表すための記号であって、それぞれの文字に音声が対応しているわけではありません。かな表記で促音をあらわすのに「っ」が用いられますが、「ッ」と発音しているわけではないのと同じことで、単なる記号です。 ちなみに音声学的には No.2 の方もおっしゃっているとおり、破裂音 P の発音は、 1. 閉鎖の形成 2. 閉鎖の持続 3. 閉鎖の開放・破裂 の段階に分かれますが、促音はこのうちの「2. 閉鎖の持続」の段階を長くしたものです。このため、長子音と呼ばれることもあり、長母音の記号「:」を使って、「kap:a」と書き表されることもあります。
- bakansky
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促音と呼ばれるものですが、音声学的な説明までは私には無理なので、下記の Wikipedia の 「促音」 の項目の 「発音」 の説明を参照していただければと思います。