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格子定数・格子座標・ブラベー指数、何が違う?
質問の通りです。 それに、格子点とはどこに取ればよろしいのでしょうか? 全くわかりません。。。 面心立方の格子点は (0、0、0) (1/2、1/2、0) (1/2、0、1/2) (0、1/2、1/2)で表されているのですが、 わかりません!
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1.空間格子 結晶は、空間格子で表す。 格子点: 空間格子の頂点(そこに原子が存在しない場合もある、2つ以上のこともある) 結晶軸: 空間格子の稜線 結晶基: 格子点での原子(または分子、イオン)の配置 結晶構造 = 空間格子+結晶基 2.格子方向 結晶内での ある方向 を表す場合、その方法である 結晶軸に対応する「単位格子ベクトル」を、a,b,c(左手系x、y、z軸に対応)とし、 a = [1 0 0] b = [0 1 0] c = [0 0 1] と定義すると、「格子方向」は、[L M N] である。 ただし、分数にならないよう 最小公倍数を掛け、L、M、N を整数にする。 また、マイナスは、上に「-」をつけて表す。 3.格子面 格子点を結ぶ面を表すのには、ミラー指数を用いる ミラー指数: 考えている格子面が、単位格子ベクトルを切る長さの組を求める 各々の逆数をとる (平行なら切る長さは∞ したがって0) 4.ブラベー格子 結晶では、最大7種類の空間格子が考えられる。これをブラベー格子という 立方格子 a=b=c α=β=γ=90° 正方形が6面 正方格子 a=b≠c α=β=γ=90° 底面が正方形 側面が長方形 斜方格子 a≠b≠c α=β=γ=90° すべて長方形 六方格子 a=b≠c α=β=90°γ=120° 側面が長方形 底面が120°の平行四辺形 単斜格子 a≠b≠c α=γ=90° ≠β 底面が長方形 縦が斜め 3方格子 a=b=c α=β=γ≠90° ひし形 3斜格子 a≠b≠c α≠β≠γ≠90° その他 また、これら7種類の中には、「追加格子点」を持つものがある 追加格子点の種類 面心: 6面ごとの真ん中 体心: 中心に1個 底心: 上面と底面 に1個づつ (面心+体心というものはないーそれは、より小さい追加格子点なしのものに一致) 注: ブラベー格子は、仮想的なものであり、結晶構造=ブラベー格子+結晶基 である それから、、、 格子に属する原子数とか、パッキング率については、僕のブログを見てね。 http://blogs.yahoo.co.jp/kafukanoochan/60981139.html