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世界史 好きなのにできない
世界史がどうしてもできるようになりません。 一番好きな科目なので定期テストの前になると他の教科の何倍も時間をかけて勉強するのですが、毎回平均より少し上くらいの点数しか取れません。 (周りの子ができるっていうのもあると思いますが…) 好きな教科でたくさん時間かけてるのにできないっていうのが本当に悔しいです。 効率よく覚えられる方法をご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。 良い参考書とかもあれば教えて下さい!
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「効率よく覚えられる方法」という無意味で愚かな考えにとらわれているうちは絶対に世界史はものにできません。歴史で点の取れない人が100人が100人とも、そういう馬鹿げた妄想にとらわれています。人間はコンピュータでもロボットでもないので、そういう覚え方はできないようにできている。歴史とは人の営みです。だから人間がどういう動物なのかを理解しないことには絶対に歴史を学ぶことはできない。逆に言えば、歴史を学ぶ意味は、人類はどういう営みを経て現在に至っているかを理解することでもあるのです。 貴方の学校にはいろんな先生がいるだろうし、いろんな生徒もいるでしょう。歴史も同じことです。先輩が卒業していった。後輩が入学してきた。そういういろんな営みの集大成が歴史なのです。 歴史は童話「桃太郎」と同じです。桃太郎には、おじいさん、おばあさん、犬、雉、猿、桃太郎、鬼の一味といった登場人物がいて、最後はめでたしめでたしで終わります。ここでは、そのあらすじを説明することはしませんが、童話「桃太郎」の話すら知らない人が歴史を勉強することはありえないことです。 なぜなら桃太郎も歴史だからです。桃太郎の話を歴史の教科書に載せれば、「○○○年、桃太郎鬼が島成敗事件」とでもなることでしょう。それを勉強するにはどうするか。「、「○○○年、桃太郎鬼が島成敗事件」という呪文を100回唱えても覚えられませんし、それは何の成果にもつながりません。それは勉強でもなんでもなくて、無意味な時間つぶしだということなのです。人間は無意味な呪文を100回唱えても覚えられない動物なのです。そういう風にできているのだから、どうにもなりません。 そうじゃなくて童話「桃太郎」の絵本を読むように歴史を勉強することです。 「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。」という文章を読めば以下のことが分かる。 おじいさんとおばあさんは、一緒に暮らしていて、山へも川へも近いところに家があるのだ。おじいさんとおばあさんはそれぞれ仕事を分担して暮らしているのだ。この時代には石炭も石油もないし、洗濯機もないのだ。 そういうことまではいちいち童話「桃太郎」は具体的には説明しないが、そういう推察はできるはずです。 こういう風に考えるのが歴史の勉強のやり方なのです。情景を絵のイメージで描く。教科書に書いていないことを推察し補う。そうやって物語として出来事を捉えれば、無意味な呪文など唱えなくても、忘れたくても忘れないように頭に入ります。 呪文勉強法はたとえ覚えたところで1日経てば次から次に忘れて、テストの日には結局何も覚えていないものなのです。同じ失敗を何度繰り返せば分かるのか。 だから桃太郎のように、物語として覚える。覚えようとしなくても幼児でもないなら1回桃太郎を読めば、話の流れは頭に入るはずです。桃太郎勉強法は学校を卒業して何十年経っても、忘れたくても忘れることができないように頭に入ります。 といっても教科書には物語としては記述されていない。教科書は極力、簡略化されていて思いっきり縮めた文章しか載っていないのです。だから物語は勉強する人が補わなければならないのです。 情景をイメージする為には、いろんな国の地理を知らなければなりません。山、川、谷、海、平野、盆地といった地形や森林や草原、年中真夏か寒いか、雪は降るのかどうか。そういう気象条件も知らなければなりません。船を出すには港がいる。そういうイメージが描けないようでは世界史の勉強にならない。 だから世界史の勉強には世界地図が要る。教科書に国名、地域名、都市名が出てきたら、必ず世界地図と突きあわせる。桃太郎と同じように、山や川をイメージできるようにする。それが世界史の勉強のやり方です。教科書にはいちいち書いていないが、その時代の交通機関は何があったのかと考える。飛行機?鉄道?船?何も無いなら、どうやってA地点からB地点に移動したのだろうか?そういう疑問を持って調べる。徒歩なのか、馬なのか、それともラクダか。馬やラクダという言葉を聞いても何のことだか分からないようでは世界史にならない。だからそういうことを調べるのも世界史の勉強のうちなのです。洗濯機がないなら、どうやって洗濯したのだろうか。そういう風に考えを発展させて疑問を持ち、解決する。それが世界史の勉強のやり方です。 「良い参考書」など存在しない。学問に王道なし。楽しよう、横着しようという人間が学問をものにしたことなど古今東西の歴史に一人も居ません。問題は教科書や参考書ではなく、貴方自身の勉強のやり方なんです。貴方が貴方自身の問題に目を塞いでいるうちは決して試験で点は取れない。 人の名前が覚えられない。当たり前です。その人の特徴が分からないと人は覚えられないようにできている。おしゃべりな人か寡黙な人か。行動的な人が静かな人か。派手な人か地味な人か。貴方のクラスにだっていろんな人がいて、それぞれ特徴が異なるはずです。教科書はいちいち登場人物の特徴を説明しませんから、そういう特徴を補って覚えることです。本当かどうかは別として、キャラを立てる。大男で力自慢の人物だったとか勝手に特徴を結びつけて歴史の人物を覚えるのです。小男で力も無かったが、知恵はあったとか。話が面白くて、周りの人に慕われた人だったとか特徴を作って歴史の人物を覚えるのです。 年号なんか暗記する必要などない。何世紀の初め頃、中頃、終わり頃、それだけ頭に入れば、出来事の前後関係はだいたい判るようになります。だから語呂合わせなど何の意味もありません。そういう呪文遊びは歴史の勉強じゃないのです。 例えば東ローマ帝国は15世紀中頃に滅亡したと覚えます。それだけでいいんです。その頃、イギリスはどんなだったか。フランスは?ドイツは?スペインは?オランダは?日本は?中国は?そういう風に同時代を他の国や地域と関連づけて理解しようとします。 東ローマ帝国がすっかり落ち目で滅亡寸前の頃、イギリスとフランスは百年戦争をしていたのです。だいたい百年戦争が終結する頃に東ローマ帝国がオスマン帝国に滅ぼされる。百年戦争と東ローマ帝国の滅亡には論理的な関係があったわけでなく、どちらが原因でも結果でもない。たまたま同時代の出来事だっただけです。しかし同時代の出来事を関連させて理解するようにすれば自然と何世紀の初め頃、中頃、終わり頃かぐらいはいつの間にか覚えてしまうものなのです。 といったあたりが世界史の勉強法です。どうですが?質問者さんは、こういう勉強のやり方をしていましたか?
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- kufuhikita
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歴史を楽しむことと、歴史を試験科目として点数を取ることは違います。 日本の歴史教科書は外国の教科書と比べて5分の1くらい薄く、物語として読めません。省略しすぎの実につまらない本です。学生に教師に過大な負担をかけて学ばせようという不親切な本です。 試験で点数を取るためには、試験範囲の歴史に出でくる人物や地名を書いて書いて覚えること。地名は歴史地図で確かめることが必要です。歴史地図は吉川弘文館の『標準世界史地図』がお薦め。 年号(年代)は是非とも覚えてください。年代が頭に入っていないと、頭の中がごちゃごちゃしてしまうので、年代を覚えることは、整理棚を作るに等しいことです。センター試験を受けるのであれば、毎年、四択文の3分の1は時間差が分かっているかどうかを問う設問なので、是非とも必要です。『世界史年代ワンフレーズnew』がお薦め。 歴史の流れ解説は『センター世界史B各駅停車』が各国史になっていて、教科書の同時代的な概説を地域・各国に分解して説明しているので分かりやすい。流れの図解もしてます。また試験でよく問われるポイントとゴロの指摘もあります。 最後に試験問題そのものを解いてみることです。山川出版社の『世界史B問題集』がお薦め。 これらのことは試験前に全部一気にやるのはダメです。通常の授業中と自宅学習で少しずつやれば、時間はそんなにかからないはずです。
お礼
たしかに問題演習も大事ですよね でも回答者さんのおっしゃるとおりその前にきちんと流れを掴んで年代を覚えようと思います。 毎日コツコツ頑張ります。 回答有難うございました!
- 56560731
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歴史は漫画で分かりやすく出されてあるものを買う 並行して有名予備校教師がだしたものを並行してやる ごがくしんじゅう社 から出てる 実況中継世界史とか これは大学受験ようですが立ち読みしてよかったら買う 要は問題を解く 休みの日に大きい本屋で有名予備校の先生の本を目を通すとよい 頭に入るよ
- kure-yuku
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回答にならなくてごめんなさい。 受験の世界史って、結局の所、目次の暗記なんですよね。 ある事件が起きた原因について、原資料をつきあわせてみると、見解が全く相反する事はよくある事です。 例えば、「1905年、興中会、華興会、光復会が東京で合体して中国革命同盟会を結成した」ということになっているようですが、専攻した私の連れ合いによれば、「そんな史実はない」そうです。 もっと分かりやすい例で言えば、鎌倉幕府の成立年代だって、最近は違うみたいですし。 私は学者ではありませんが、学問の歴史学と、受験の世界史とは、全くの別ものだそうです。むしろ受験秀才的な知識の丸暗記は、邪魔だったりすると。 だから、あなたのように「歴史が好きだけど、試験の勉強はできない」というのは、とても好感を覚えます。 「どうでしょうゼミナール」(大泉洋校長)のように語呂合わせで覚えてしまえば、それなりに点は稼げるかも知れないですけれど、一番やって欲しくないですね。青春期に詰めこんだ「呪文」になってしまいますから。 物事の流れを、よく理解して欲しいと思います。 中央文庫や岩波新書から出ている概説書を複数読むのが、一番だと思います。 英雄的な人物が、個人の英知で世界を動かしていくのではなく、経済的、社会的な要因が積み重なり、響き合い、重なり合って、結果として地滑りのように世界が動いていく。 それを後付けで解釈したのが「歴史」となる訳です。だから解釈が変われば、書き換えられる。 そういう生きた歴史学を、将来学ぶ事を意識して学んでいって下さい。
お礼
一つの事を他と関連付けて完璧に理解するんですね。 私は今まで「◯◯年に△△が起こった」というのをひたすら覚えてるだけで地図もテストに出ると言われたものだけ目を通して、しかも地図と歴史の流れを別々で暗記してテストに臨んでいました。 これからは回答者さんの言うとおりちゃんと理解して覚えようと思います。 詳しく解答して下さりありがとうございました!