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硝酸と灯油の混合物の燃焼について
お読みいただきありがとうございます。ドシロウトにお答え頂ければ幸いです。 酸化剤として硝酸を、燃料としてケロシンを使っていたロケットがあります(ました でしょうか?)。 ということは、硝酸と灯油をビーカーなりに注いで混ぜ合わせ、マッチで火を着けたら爆発的な燃焼をするのでしょうか? 実験をすれば一番よいのでしょうが、硝酸や灯油をコップ一杯程度譲ってもらい、空き地で実験というのもなかなかできず、このような教えてチャンの質問となってしまいましたことお許しください。
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- fxq11011
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硝酸といっても、濃度はいろいろ?。 通常、硝酸といわれるものと、発煙硝酸といわれるものがあります。 ビーカーで混ぜた程度では爆発しません、花火の固形火薬でも、酸化剤と燃焼剤を細かくすりつぶして、十分混ぜ合わせていますね。 燃える物と酸素の接触面を大きくする必要があります、空気中の酸素との接触面が大きければ、敢えて酸化剤などなくても爆発は起こります(炭塵爆発、小麦粉でも条件整えば爆発します)。
- Pinhole-09
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酸化剤と燃料の接触が爆発の鍵です。 市販の硝酸と灯油はまじり合わず、二層になるので 境界面で激しく燃えるでしょうが爆発はしません。 接触面を大きくした爆薬は知られています。 小粒状の硝酸アンモニウムに軽油を吸収させたもので 「アンホ爆薬(ANFO)]といい現在も広く使用されて います。 (WIKIPEDIA参照) ダイナマイトなどの普通の爆薬より、起爆性が低いので 安全性が高く、取り扱いやすい爆薬です。
お礼
御礼遅くなり、大変申し訳ございませんでした。 「硝酸と灯油は混じり合わず、二層になるので、 境界面では激しく燃える可能性がある」なるほど。 つまり、ビーカー内では大した反応はしないけれども、 霧吹きのようなもので赤煙硝酸とケロシンを噴霧して点火をしてやれば 激しい燃焼が起こるということですね。 なんとなく解るような気がします。 御教示ありがとうございます。
- aisiars
- ベストアンサー率83% (5/6)
http://ja.wikipedia.org/wiki/赤煙硝酸 http://ja.wikipedia.org/wiki/ケロシン だ、そうです。わけわかんなかったら言ってください。
お礼
aisiars 様 早速の御回答感謝いたします。 御教示の通り、Wikiはもちろんのこと、・中村佳朗、鈴木弘一"ロケットエンジン" 森北出版株式会社、・上條謙二郎、平田邦夫"ロケットを飛ばす" オーム社、・多数共著"宇宙開発と設計技術" 大河出版、・的川泰宣"宇宙ロケットの本" 日刊工業新聞社なども読んでみたのですが、赤煙硝酸が酸化剤として、ケロシンが燃料として良好に使えるということはよく解るのですが、これを単に混合して点火したら、ロケット・エンジンの燃焼室内のような爆発的な燃焼が起こるのかどうかが解らないのです。 最後に御礼遅くなりましたことお許しください。
お礼
fxq11011 様 御回答感謝します。 なるほど。 でも、酸化剤:発煙硝酸+燃料:ケロシンの ロケットエンジンの設計図面を見ると 発煙硝酸もケロシンも、そんな微細な霧にして 燃焼室内に送り込んでいるようには見えないのです。 噴射器は、家庭用シャワー程度の設計です。 確かに水道の圧力とは比較にならないような高圧で燃焼室内に 噴出された二液は、お互いに衝突し合い、 シャワーから出るお湯よりも微細化するようですが、 とても噴霧器の霧とまではいえないと思います。 その程度の微細化で爆発的燃焼を起こすということなのですね。 大変参考になりました。 ありがとうございました。