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グローバル化の幸福とは?
- グローバル化が人を幸せにするのか疑問
- グローバル化が進むと賃金の平準化が進む可能性
- グローバル化が少ないパイを取り合うだけの構図になるかも
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質問者が選んだベストアンサー
グローバル化の恩恵は日本人全員が受けています。 たとえば、ドイツ人の開発した薬品を日本人の病人が服用できるのはグローバル化のおかげです。 たとえば、中国人が縫製した低コスト衣料品で冬も暖かく過ごせるのはグローバル化のおかげです。 一方、日本の様に賃金の高い国では、賃金の安い国へ仕事が移管されて、結果的に失業するというグローバル化の「被害」も少なくありません。 ここで、恩恵の方は100%享受して、被害の方は一切受けない人がいます。公務員ですね。 日本の様に国家公務員や地方公務員が実権を握っている社会では、グローバル化を推し進める勢力が、グローバル化を阻止する勢力よりも強力になるのはそれが理由です。 したがって、今後ますますグローバル化が進み、インド人の数学教師と日本人の数学教師の給与が同じになる方向に進みます。しかし、日本の数学教師が公務員である場合は、給与の低下は起こらないので、受益者の負担も下がりません。 結局、民間部門での賃金下落(=国際的平準化)と硬直した公務員の給与体系の並存問題が生じます。 究極的には公務員の仕事でも、遠隔地で出来るペーパーワーク系の仕事や知識労働は低賃金国への海外アウトソースが進むはずですが、それには時間がかかります。 それまでは民間人だけがグローバリゼーションの被害を受け、恩恵の方は民間人も公務員も差がない時代が続くことになります。 目ざとい若者たちが、我も我もと公務員を目指すのも、社会の二重構造とグローバリゼーションの影響を知っているからでしょう。
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TPPがきっかけでこれまで先送りにしてきた問題が改めて噴出してきていますね。 面白い記事がありましたのでご紹介してみます。 >関税をかけることが常に有利であれば、(たとえば)静岡県は、県内のみかん業者を保護するために和歌山県産のみかんに高率の関税を課すべきです。 >日本でも江戸時代までは関所で商品の流通を管理していましたが、いまでは県境での〝関税〟を撤廃して国内市場を完全自由化しています。 >理屈で勝てないときは、ひとは感情に訴えます。“鎖国”派も、人間のもっとも原初的な感情を利用しようとします。それが、「なわばり」です。 >“鎖国”か“開国”かは、日本においては幕末の頃からずっと争われてきました。明治時代の論争では、愛国的な“鎖国”派の主張は、「日本人は劣等人種なのだから、安易に開国すれば欧米人の奴隷になるだけだ」というものでした。 全文はこちらで。 『“劣等人種”と“劣等産業”』 http://www.tachibana-akira.com/2011/11/3452 個人的な意見としては今のライフスタイルを捨て去ることは到底できないので鎖国は嫌です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 全文読みました。私も鎖国はいやです。これから人口が減少する日本で、 内需だけでやっていけるとは思わないからです。
- hiro431944
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質問者さんのおしゃる通りでしょうね。 グローバル化によって賃金の安い新興国に工場が進出、その結果賃金が上がる。するともっと安い賃金を求めて世界中に拡散してゆく。 その結果世界的に経済が平準化し、マルクスが言ったように世界全体が社会主義化するかもしれません。 それこそ、「世界は1つ」となるか、あるいは強い国が弱い国を搾取する「植民地化」が進み、いくつかの超大国が世界に君臨するか。 22世紀にはこのどちらかになる可能性があると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「世界は一つ」はまさに私も思いました。絵空事の笑い話のような話ですね。 そうすると前時代的な「植民地」ではなく、現代的な「経済植民地」化が進むかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに恩恵も受けています。特に薬品は当事者にとっては言わずもがなです。 しかし、衣料品等に関してはなんとなくしっくりこないんです。 中国製のシャツを500円で買えるのがどうしても良かったと素直に思えないんです。 逆に考えれば、シャツには500円しかかけらないほど家計がひっぱくしている訳で、 その一因はグローバル化も関係しているのではないでしょうか。 新興国にとってはまったく逆の現象が起きてるのだと思いますが。 その昔、工場のロボット化は労働者の働く場を奪うだろうと言われていましたが、 グローバル化、IT化はその比ではないと思います。 今の経済界は大きな矛盾を抱えていると思います。