- 締切済み
国際経済の発展基準には国内問題解決は不可欠ですか?
中国は現在、内部的な問題を抱えながら国際経済では存在感を示しています。諸説ありますが、順調に進めば今後の発展成長も日本を凌駕していくのかもしれません。しかし、国内的には問題が多すぎるとも聞きます。社会価値・体制を優先させることが第一とする国でありながら、一方では民主的な整備がなされていないことは事実のようです。資本主義的な発想からいえば実にバランスの悪い国内事情があります。政治決着が一党独裁という現状は、いずれは解消されるのでしょうが、果たして、その時期を適切に見極めることは可能でしょうか。一般庶民の中国人は否定的に考えているように思います。国内問題が整わぬ中、国際経済の存在感だけが増している、これは国際経済の信頼を損なうことになりませんか?初歩的な質問ですがアドバイスをお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- zong-zong
- ベストアンサー率40% (4/10)
おっしゃられるように、国内問題の解決が大きな課題になっており、これが出来なければ今後の発展にも大きく影響すると思います。中国では、一党支配による言論・思想の統制に対する不満、汚職問題に対する国民の不満などで、政治不信を感じている人が多く居ます。また、河川の汚染や大気汚染などの環境問題、食の安全の問題、社会保障制度問題や所得格差の問題、不動産バブル崩壊、2015年以降の労働人口不足や人件費高騰などクリアしなければならない問題が山積しています。人権費高騰などは現状でも15%/年近くの賃金上昇となっており、中小企業の倒産なども増加しています。 一党支配がいつ終わるのかを断言するのは難しいですが、2015年以降は労働人口が減少に転じる事、2010年から5年間で所得を倍増させる計画などもあり、2015年迄に諸問題を解決出来なければ、今の日本のような状態になるのではないかと思います。 世界的な不況の中、中国は好調な成長を遂げては居ますが、不動産バブル崩壊の兆しや銀行の貸し渋りなども報道されており、胡国家主席の引退後の新指導者がどのように舵取りするかによっては国際社会の信用を失いかねない状況です。
お礼
記入する欄を間違えました。誠実な御回答に感謝しています。
補足
確かな視点での回答をいただき感謝します。御指摘の諸問題の推移は私の抱くテーマでした。確かに「胡体制以後」の予測次第で中国の展開は変わっていくのかもしれませんね。