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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:超伝導体がなぜ超伝導になるのか教えてください)

超伝導体の仕組みと特性について

このQ&Aのポイント
  • 超伝導体の中では、電子が不純物(原子核)と衝突した場合に得る(または失う?)エネルギーがエネルギーギャップよりも小さくなるため、電子は不純物とぶつからないのだ、という意味のことを本で読みました。
  • 超伝導体内の電子のエネルギーがエネルギーギャップよりも小さくなる理由は何でしょうか?また、不純物を転位と呼ぶ理由は何なのでしょうか?
  • 超伝導が低温でなければならない理由は何でしょうか?どうして低温ならば電子はペアになって動くことができるのでしょうか?また、電子がペアになったらなぜ超伝導になるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • chiha2525
  • ベストアンサー率10% (245/2384)
回答No.3

エネルギーが小さくなるのは、ボーズアインシュタイン凝縮というものが起きているからだと考えられています。 ボース=アインシュタイン凝縮 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%9D%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%87%9D%E7%B8%AE この世界にはフェルミ粒子というスピンn/2(半整数)のものとボーズ粒子というスピンn(整数)のものがあります。電子は1/2で光子は1です。ボーズ粒子は複数のものが同じ状態になってもよい(光を虫メガネで1点に集めることができる)のですが、フェルミ粒子は1つの状態に1つのものしか存在できないものです(パウリの排他原理)。スピンによってそのような違いが出てくる数学的な裏付は下記を参照。 ボース粒子 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%B2%92%E5%AD%90 電子はフェルミ粒子ですが、その2つがペア(クーパーペア)になればボーズ粒子のように振舞うのではないかという考えで、超伝導を説明したのがBCS理論です。 BCS理論 http://ja.wikipedia.org/wiki/BCS%E7%90%86%E8%AB%96 ペアには引力が必要なのですが、それがBCS理論の電子-格子相互作用を介したフォノンの交換だけではなく、別の「何か」が引力として作用しているのではないか?というのが、高温超伝導を説明する1つのアイデアです。 転位は、結晶中の原子の並びが1つ少なくなってずれているような所をいいます。その様な歪のある場所では、同じ原子が並ぶよりも、異なる大きさの不純物が入るほうが安定するので、転位は不純物と書いてあるのでしょう。 高温超伝導は、転位にある不純物が電子同士の引力として何らかの作用を起こしているのではないか、という話が書かれているのではないかと思われます。

youmightguess
質問者

お礼

おかげさまで、目の前の霧が晴れたような気がします。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • leo-ultra
  • ベストアンサー率45% (230/504)
回答No.2

確かに高温超電導体のメカニズムは学会のえらい先生方がみんな納得する説は出ていないと思いますが、 あまり超伝導になる温度の高くない金属に関する理論として1960年代に提案されたBCS理論というものがあり、これは学会の多くの人が正しいとしています。 > 超伝導体の中では、電子が不純物(原子核)と衝突した場合に得る(または失う?)エネルギーがエネルギーギャップよりも小さくなるため、電子は不純物とぶつからないのだ、 量子力学(フェルミの黄金律)によると、電子が不純物と衝突して別の状態に移ろうとした場合、 その移る先の状態が存在しない場合は、衝突自体が起こらないということだそうです。 超伝導ギャップがあるということは、そのエネルギーの範囲に状態が存在しないということです。 結果として、電子の散乱は起きないことになります。 不思議に感じられたら量子力学を勉強して下さい。 > 超伝導体の中で電子が得る(または失う?)エネルギーがエネルギーギャップよりも小さくなるのは、なぜなのでしょうか。 電子が得るエネルギーが超伝導ギャップよりもエネルギーが小さい場合は、上に書いたように状態がないので 電子の散乱は起こりません。エネルギーが大きい場合は、散乱が起こります。超伝導が局所的に壊れるわけです。 つまり、常に電子の得るエネルギーが小さいわけではありません。 > 超伝導体の中のこうした不純物(原子核)を「転位」というそうですが 別の話と混乱していると思います。 転位が関係するのは第2種超伝導体中の磁束が転位にピン止めされる場合で、まったく違う話です。「転位」は固体物理の教科書を読めば載っています。

youmightguess
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • papapa0427
  • ベストアンサー率25% (371/1472)
回答No.1

超伝導の仕組みはまだ解っていません。 たまたま超伝導が超低温で起きたため、同じ低温でも少しでも温度を高くしようと色んな金属や素材がテストされている状態です。 もし、超伝導の仕組みが発見されればノーベル賞ものでしょう。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E4%BC%9D%E5%B0%8E

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