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美術修復の仕事について
美術修復の仕事について、アドバイスをいただけないでしょうか。 現在まったく異なる分野(建築ソフトウェア開発)で仕事をしていますが、美術修復の仕事(日本美術品)に興味があり、できれば一生の仕事として転職したいと思っています。 全くこれまで美術に関連した勉強、仕事をしたことはなく(大学受験でデッサンがあり、しばらく専門学校に通った程度です)、30代後半未婚女性とい条件もあって、難しいことは重々承知しています。 どのようにアプローチしてよいかわからず、ネット検索をする日々ですが、美術修復の仕事に携わりたい、専門的なことを深く学びたいという気持ちは深くなるばかりです。 一般的には芸大の保存修復科がよいことや、修復家に弟子入りするという方法があることは知っています。 実際に修復専門の会社に数件はアプローチしてみたのですが、年齢や経験のためか、回答はNoでした。 美術修復に関して深い知識を学びたいという欲求があり、大学で学べるなら学びたいという気持ちがありますが、このような状況で、時間猶予的に無理なのかな、と思ったりもします。 大学を出てますます選択肢が狭まるのではないかと思ったりします。 しばらくの生活費、学費等はなんとかなる状況ですが、これからの生活のことは心配ではあります。 私のような状況で、どういった方法が可能でしょうか。 どなたかアドバイスをいただけると幸いです。
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- s1984
- ベストアンサー率0% (0/0)
同じ様に文化財修復の仕事を志しているものです。 大学時代美術史を勉強し学芸員資格を取得しました。 一生の仕事にしたい、と感じるものと出会えたなんてすごいですね。 おそらくご年齢的にも仕事や金銭面での安定がある中での覚悟だと思います。 頑張って下さい。 デッサンの勉強から始めたらいかがでしょうか。 就職に必要か、と言われるとそれはわかりませんが(採用の判断をするのは各工房の方々ですので・・・) 基礎をしていると大学に行く事になっても自分の助けになってくれますよ。
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
美術修復と言っても博物館級の仕事ばかりではないです。つてがあれば学歴がなくても弟子入りの形で修業することはできると思いますが。(知り合いで少しやって挫折した人を知っています) 年齢的に憂い無く将来のために当面のことだけに打ち込める年ではないとか、やはり職人の旬の年齢を考えると若い内からやったほうが良いという事はあると思います。 私は迷いが出ている時は、今やっている仕事をなんとかそういう追求できるテーマとしてできないかと考えてみたほうがいいのではないかなと思います。自分ではわからなくてもそれなりの蓄積になっているのではないですか? 資産などがあって、学資や生活費にこの先あてがあるのなら思い切ってやってみても良いように思いますが。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
こんにちは。企業勤務と大学及び大学院で教育(歴史学、日本中世史)に携わる者です。 文化財の修復作業を生涯の生業としたいとのことですが、そのためには先ず「文化財の性質」「修復技術」を身に付ける必要があります。一口に「文化財」といっても「絵画」「彫刻」「工芸品」「装束」「建築物」「考古学的遺物」「古文書」など多用な分野があります。 これらを身に付けるにはやはり大学の専門課程で理論と実技を習得する必要があります。こうした分野を具体的に扱っている大学は御指摘の東京芸大をはじめ関西にある京都造形芸大や奈良大があります。関西の京都なら地区は文化財も多いことからこの分野に関して関東よりも一日の長があります。 美術関係といっても具体的にはどのような分野で仕事をしたいとお考えでしょうか。それによっても勉強する環境は異なります。古文書の修復作業などは東京でも行われ、宮内庁の書陵部やら東京国立博物館(東京国立文化財研究所、略して東文研)や財団法人の尊敬閣文庫他にも企業グループが運営する美術館等で行われています。 文化財そのものに関する知識と同様、日本史学に関する知識も同時に求められ、近年ではコンピュータを駆使しての絵の具や生地などの素材に関する工業科学的材料分析なども守備範囲になってきています。 扱うものがものだけに(一点物)細心の注意と共に熟練性が要求されるハードルの高い世界です。ただ単に「文化財の仕事がしたい」だけで務まるほどの中途半端な世界でないことを覚悟してのチャレンジならば先ずは大学の門を叩き徹底的に専門領域を学ぶ事から始めるしかありません。「弟子入り」で採用されるケースは先ずないとお考えになった方が賢明です。大学の歴史学科に入学するか最初から文化財の修復を目的とした学部専攻に活路を見出すかは質問者様次第です。美術でデッサンを少々かじった程度では専門の修復会社でも到底、戦力と判断されることはありません。退路を断ち切っての挑戦という覚悟ができているなら判りますが、生活との両立を考えているならばお奨めはできません。