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DSCの昇温速度依存性について
最近DSCを使い始めました。 高分子を測定しているのですが、昇温速度を上げるとガラス転移点(Tg)が大きくなります。 その理由を調べているのですがわかりません… なぜ、昇温速度を上げるとTgが大きくなるのでしょうか? また、融点では昇温速度に依存しないのに対し、ガラス転移では依存するのはなぜなのでしょうか?
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測定対象の高分子そのもののTgが変化するわけではなく、与える熱の昇温速度と感知される感度のずれから生じていると思います。 融点は、依存しないとの事ですが、多少、速度に影響されるはずです。 TgとTmのその差は、熱量変化の大きさが大きく違うのと、そのピークのシャープさが異なるためと推定いたします。 昇温速度の開示が有りませんでしたが、どの程度でしょうか? 小職は、基本的に10℃/minで上げ下げしています。詳細に見る場合は、5℃/minぐらいで測定する事も有ります。
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- kashito
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回答No.2
#1の方のおっしゃる通りだと思います. Tg(測定値)の昇温速度依存性は,メーカーの技術資料にも掲載されています.
お礼
返信が遅くなり申し訳ありません。 DSCでは昇温速度は10℃/secです。 回答ありがとうございました。