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魚の睡眠時間と環境について
- 魚の睡眠についての疑問を解決します。マグロなど一部の魚は一瞬だけ寝てまた泳ぐと言われていますが、他の魚はどうなのでしょうか?
- 人が飼っている魚は人のペースに合わせて明るい環境で過ごす場合がありますが、魚にとっては悪影響となるのでしょうか?
- 魚が眠る時間帯や睡眠の仕組みについてもお知らせします。
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> それで疑問に思ったんですが魚っていつ寝てるんですか? ・魚達にも昼型、夜型と色々な魚種がいるようです。 多くの魚は、夜寝ていますが、ナマズ類など夜行性の魚種は昼間寝ています。 > また自然界では太陽が沈んで徐々にくらくなって行きますが、飼育されている場合、人のペースに合わせて夜でも明るくて電気を消したらいきなり暗くなります。このような状況は魚にとって悪影響なんでしょうか? ・病気にもならず、元気に成長しているのならば、水槽照明の点灯や消灯位の刺激は、ある程度、慣れますし、魚自身が自分の身に危険を感じる事象ではありませんから、ストレスの心配はいらないと思います。 従いまして悪影響はありません。 生物の睡眠とはなんぞや?という問題があります。 これに対して、東京医科歯科大学生体材料工学研究所所長 井上 昌次郎 先生は著書『動物たちはなぜ眠るのか』の中で、魚類の睡眠はレム睡眠で、脳は活性化していると研究結果を書かれています。 睡眠は、脳を休憩程度に軽く休めるものから、人間のように昏睡状態(ノンレム睡眠)近くまで脳の機能を停止するものまで、生物の種類により大きな開きがあると書かれています。 「霊長類・哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類・軟体動物・昆虫」が以下の特徴を、複数、示している時間帯を睡眠と定義できるようです。 (睡眠の基本的な特徴) ・長い不活動期 ・反応の低下 ・安全な場所の選択 ・特有の姿勢 ・1日の中でほぼ同じような時刻に眠る 以上より、魚は睡眠状態に入ると、何も考えないでボーとしている。 恐らく目も見えていて、ヒレくらいはユックリ動かして泳ぐこともできるけど、ボケーとしている。 大型魚のアロワナならば、運動機能、脳の活性を最低限まで落とし泳ぎながらボーとしている。 無理やり人間に当てはめると、声を掛けられればすぐに目覚めるくらいの、リラックスして気持ちよい浅い眠りについている状態。 もしも、自分の体に危害が加わるような緊急自体になると即、危険回避行動が取れるように準備しながら休憩している状態のようです。 参考:井上 昌次郎 著『動物たちはなぜ眠るのか』(丸善ブックス) http://www.athome-academy.jp/archive/medicine/0000000201_01.html
お礼
回答ありがとうございました。とても参考になりました。