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「かなり良い」は「良い」より良いか悪いか
「かなり」を辞書でひくと、「思いのほか程度が大きい」、「並み以上」などとでています。 しかし、「かなり出来上がった」は、「まだ完全には出来上がっていない」状態だし、「かなり」の漢字表記も「可也」で、「優、良、可、不可」の並びで考えると、「やっと合格圏内にはいった」感じがします。 そこで、質問は、「かなり」は英語のveryと同じように 「かなり良い」>「良い」 (very good > good) なのか、逆に 「かなり良い」<「良い」 なのかという点です。
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漢字「可也」の字義はあまり考えない方がいいと思います。「かなり」は「相当」に置き換えられますが、「相当」の字義を考えると、等しいという意味になります。 「優良可」から「かなり良い」を導く議論は間違いです。「かなり良い」の議論は「良」の中での差異になります。 仮に「上良・並良・下良」とした時、「かなり良い」は、「並良」ではない事が趣旨であり、「並良」以上であるという意味です。 ですから「かなり良い」が「悪い」という意味になりえません。 ケースで意味が変わるということもありません。 「かなり」を使っている時点で前提として「上良・並良・下良」があるのです。常に「上良≧かなり良い>並良>下良」という事です。 良に最上級があるかどうかというよりも、並良・下良があってそれより良いと言う時の言葉です。 質問文では、 「かなり良い」>「良い」 「かなり良い」<「良い」 のどちらかということですが、この比較は間違っていますよね。 「良い」が「並良」ならば、「かなり良い」>「良い」です。「かなり良い」<「良い」ということはないと思います。 「かなり出来上がった」の議論にも同様の間違いがあります。完成度に「高・中・低」などがある場合にはじめて「かなり出来上がった」と言えるのです。 そうでなければ「かなり出来上がった」という言語自体が途中なのに「出来上がった」という言葉使う矛盾が生じてしまいます。 結論:「かなり良い」>「(普通に)良い」
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- hakobulu
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「かなり」は、自身の推測に対しての評価のように思います。 時には満足な内面を隠しつつの表現であったりする場合もあるでしょうが、予測以上(あるいは予測どおり)なのでとりあえずは満足している、あるいは高く評価する、といった度合を表わしているような気がします。 もっとも、これは「良い」という言葉自体の本質にも関係しているかもしれません。いずれにせよ、 「かなり良い」≧「(私が推測したとおりに)良い」 (very good ≧ better than my[our] inference) こんな感じではないでしょうか。(英語部分に関しては責任持ちません)
お礼
有難うございます。 「かなり良い」=「私が推測していた程度より良い」 又は、 「かなり良い」=「私が『並み』と考える程度より良い」 という感じでしょうか。
「かなり良い」<「良い」 です。 質問者様が調べられた通りです。 「かなり良い」<「良い」<「非常に良い」=「very good」
お礼
有難うございます。 やはり、そのような順になりますか。
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お礼
有難うございます。 「上良・並良・下良」の議論、よく分かりました。実は、この質問をしたのは、何かのアンケートの選択肢に 非常に悪い・悪い・かなり悪い・普通・かなり良い・良い・非常に良い というものがあり、やや違和感を感じたためです。この選択肢は、あまり宜しくないですね。 「かなり、出来上がった」については、建設中の新居を見に行ったときの感想として「かなり出来上がったね」という言葉を聞いたので、例に挙げましたが、「出来上がった」=「完成した」と考えるとおかしくなるわけですね。 一部出来上がった・半分出来上がった・かなり出来上がった・すっかり出来上がった などと言いますから、着工から完成までの過程を「出来上がる」と考えれば良いのですね。