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とごり
子供のころ沈殿物や澱を「とごり」と言っていました。澱が下がることは「とごる」です。全国あちこち住みましたが全然理解してもらえませんでした。オリが下りるよりはとごるの方が便利な言葉だと思います。 三重県の方言と思いますが何処か使う地方はありませんか。また、解説があればありがたいです。
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沈殿物の各地の言葉は以下の通りです。(「全国方言辞典」東京堂出版) 【酴(酉偏に余(のびるで14画))】…漢音で「ト」と読みます。塗(ト/どろ)や涂(ト/みち:サンズイに余(のびるで10画)と同系で、粕を取らない酒・醪(もろみ)酒・濁り酒・どぶろく・白酒を表わすとあります。(「漢和大字典」学研) ここから、酒「と」の沈殿物「ごり」という意味で、本来は酒の粕のような沈殿物を指しているのかも知れません。 また、「ごり」自体では「濁(にごり)」「澱/滓(おり)」「凝(こごり)」を連想させられます。 とごる(動詞) (1)沈殿する…愛知県中島郡、三重県志摩郡、奈良県北葛飾郡、和歌山。 (2)濁る…岐阜県海津郡。 (3)煮こごりとなる…愛知県知多郡、岐阜県養老郡。 ごり(名詞) 沈殿物、おり…壱岐、対馬。 とど(名詞) 液体の澱(おり)、沈殿物…石見、隠岐。 とどり(名詞) 液体の沈殿物…島根県鹿足郡、隠岐、山口県豊浦郡。 とどごり(名詞) 沈殿物…徳島県美馬郡
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- ・真 綾・(@Ma-yan_bh1011)
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回答No.1
「こごり」の転訛ではないかと。
質問者
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 似ていますね。濁りはにごりと使っていました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 よくわかりました。 澱が沈殿するというより「とごる」のほうが簡明な表現と思います。普及させたいことばです。