年収800万円といっても給与の支払方法によって異なると思います。
概算ですが計算してみました。
保険料は収入が給与所得であり、賞与なしの12か月均等の月給として計算します。
また配偶者控除、扶養控除等は無し(つまり独身サラリーマン)として計算します。
生命保険料控除、個人年金控除も計算外です。
また住民税は所得割(所得の10%)のほかに均等割りがありますがこの均等割りの額は市町村によって
多少違いがあります。よって均等割りの分は含めていません。
もちろん、所得税は前年の所得に対して翌年6月から徴収開始となり、所得税、保険料とは徴収時期が
異なることはご承知おきください。
それから健康保険料、厚生年金も概算です。(たぶん誤差は数万円以下にはおさまると思いますが)
保険料に介護保険を入れておきました。(年収800万円ですとおそらく40歳以上だと思いましたので)
また住宅取得控除なども計算には入れておきません。
では・・・・・
収入800万円の場合
給与所得 600万円
課税対象額 4,002,699円
所得税(年額) 373,040円
住民税(年額) 400,270円
厚生年金 自己負担額(年額)584,189円
健康保険介護保険料 自己負担額(年額)383,112円
合計 1,740,611円
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収入860万円の場合
給与所得 654万円
課税対象額 4,525,797円
所得税(年額)477,659円
住民税(年額)452,580円
厚生年金 自己負担額(年額)584,189円
健康保険介護保険料 自己負担額(年額)400,014円
合計 1,914,442円
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差額
年収800万円から860万円に増加した場合は
税金、保険料などは173,831円の増加となる。
厚生年金が上がらないのは月給12か月分として計算すると、
年収800万では月給66.6万円、
年収860万では月給71.6万円
となりますが、標準月額報酬は月給62万円を上限としてそれ以上月給が上がっても、保険料は変わらなくなるからです。
(健康保険の方は月給121万円で打ち止め)
ボーナス払いがあるとまた変わってくるはずです。
(いや、確か最近は賞与に分けても同額になったかも。
以前、社会保険料は賞与からは差し引かない、というルールがあり、
”社会保険料を節約するために 月給を少なくして、その分、賞与で支払う(年収は同じになるようにs調整する)と、社員も保険料が少なくてすみ、会社も会社負担額が少なくて済む”
というワザがあり、モラルの低い会社がこれを多用したために確か法律改正になったと思う・・・
自分で調べて下さい)
あくまで概算ですのでご参考までに。
配偶者控除、扶養控除、生命保険料控除、個人年金控除、住宅控除など、個々の事情による各種控除は一切排除してあります。
(つまり、一番税金をふんだくられる、独身サラリーマンのパターン)
ご参考に。
お礼
お礼が遅くなりすみませんでした。 とても詳しく回答していただき、ありがとうございました。 参考になりました。 たった60万円UPで、同様に税金がUPされるんですね。 ビックリしました。 主人は、現在34歳になる直前です。 お給料があがるのも、そろそろ緩やかになってくるとの ことでした。 なので、急激なUPはこれ以上みられないはずなので、 これだけの税金がとられるかと思うと・・・ 現在社宅に暮らしていますが、 賃貸マンションへの引越しを考えていました。 家賃補助という形で、お給料が60万円ほどUPするので どうなるかなーと思ったのですが、 厳しくなりそうです。 参考にさせていただきます。 ありがとうございました。