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四字熟語
再投稿です 良辰好景 という四字熟語がある様ですが、こちらの意味や使い方など詳しくわかる方がいましたら教えて頂きたいです。 また意味に関しては下記のどちらかが近い解釈でしょうか? 「(一日の終わりが)良き日になると良い景色に見える」(過去) 「良いことがある日は良い景色になる」(未来)
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結論は、 「良辰好景」は名詞の併記で「良辰」と「好景」にすぎません。 飾らずに言えば、「好い天気と好い風景」です。 この言葉自体には、時間時期の制約はありません、 文脈の中で使い分ければ自由です。 ーーーーー根拠をお求めのようですので以下解説ですーーーーーー これは熟語というよりも、中国古詞・戯曲に登場する句です。 代表的なのは、 1.北宋の流行詞人・柳永作『雨霖鈴』の中の一句。 2.明代の作家・湯顕祖作『牡丹亭』の中の一句。 注:詩と詞は異なります。特に『雨霖鈴』は慢詞(リズムが緩やかで長い)の範疇。 ■前者は、碇豊長氏のサイト(既にご覧になったようですね)にもあります。 その詞での前後を併せて見ると、 「~此去经年,应是良辰好景虚设。便纵有千种风情,更与何人说!」 ↓ 「長らく愛する人と離れているので、 たとえ良い天気や好い風景に出会っても、 見かけだけの実のないものと想うのだ。 よしんば溢れる想いがあるにせよ、 いまさら誰と語らえというのか!」 *根拠は-中国語可でしたら- http://iask.sina.com.cn/b/13232587.html この解釈に準じて訳したものです。 ■後者は、湯顕祖作『牡丹亭』 「~良辰美景奈何天,便赏心乐事谁家院」 典出谢灵运 「天下良辰,美景,赏心,乐事,四者难并」 ↓ 「良い天気良い風景をなんとせん、 愛でる心と楽しみはどこにあるやら。 これの元を辿ると謝霊運の、 「天下の良き日、美しい風景、愛でる心、楽しみ、 の四つは揃いがたい。」 *http://zhidao.baidu.com/question/294056049.html 参考です: 類似の意味の成語としては以下のものがあります、 全て名詞の併記として意味を成しています。 良辰吉日:美好的時辰,吉利的日子。後常用以称宜於成親的日子。 良辰美景:美好的時光和景物。 良辰媚景:美好的時光和景物。=良辰美景。 吉日良辰:美好的時辰,吉利的日子。後常用以称宜於成親的日子。 良時吉日:美好的時辰,吉利的日子。=良辰吉日。後常用以称宜於成親的日子。 他にもあり. 美好:すばらしい. 的:後の語を形容する働き.ここでは訳す必要なし. 時辰:日,時. 吉利:縁起良い,めでたい. 日子:日,英語のday. 時光:時間. 和:と,英語のand. 景物:風景,風物. 後常用以称宜於成親的日子:後世においては、 結婚式の日を指して言う. なお、興味あれば、牡丹亭還魂記ー概要 日本語 http://www11.plala.or.jp/kunqu/sakuhinshokai/mudanting.html
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- kannazuki123
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よき日のよき光景という意味ですね。 下のサイトに詳しい説明が載っています。 ご参考まで。 http://d.hatena.ne.jp/Cixous/20081203
お礼
ありがとうございます。 良き日というのはどの段階の事を言っているのでしょうか? 未来への予定のことなのか、過去を振り返った時や現在の状況なのか… それとも時間軸は関係なく使える言葉なのかが知りたいのです。 もっと言葉の背景にある深い意味を確実に出来ないものかと考えております。 記載漏れですが、http://d.hatena.ne.jp/Cixous/20081203、http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/y32.htmのサイトは拝見済みです。
お礼
大変参考になります。 心強い回答をありがとうございました。