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バスとは何か
現在、仕事でLSIのIPコアを開発する部署にいるのですが、1年目なのでいろいろわからないことがあります。 質問は、バスとは何か?ということです。 LSIの配線というのは、理解できます。いろいろな種類の論理ゲート(半導体)を繋ぐ線です。アルミニウムや銅でできています。ところが、もうひとつバスというものがあります。バスとは単なる配線とは違いますよね?バスとは何(物質)でできていますか? 教えてください。
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バス、というのは「特定のカテゴリで信号線を一定の本数まとめたものの総称」です。 すなわちバスの一本一本自体は信号線ですから、質問者様が考えている「単なる配線」となります。 たとえば24bitのADコンバータがあり、そのAD出力をARM等のCPUに入れて処理するとします。 24bitですから、ADCの出力とCPUの入力との間には24本の信号線を敷く必要があります。 この24本の信号線のことをまとめて「24bitのバス」と言います。 LSIでIPコアの開発をされる部署におられる、とのことですが、開発はVerilog-HDLでやられると思います。 たとえば上記24本のバス信号をバス表記しないとすると、24本の信号を代入するのに レジスタA0<=バス0; レジスタA1<=バス1; レジスタA2<=バス2; ・ ・ ・ レジスタA23<=バス23; と24行書かなければなりません。 これをバス表記にすると for (i = 0; i < 23; i = i + 1) begin レジスタA[i] <= バス[i]; end という表記で済んでしまいます。 まとめると便利なんですね、いろいろと。 LSIのIP開発、というとVerilog-HDLの勉強は必須だと思います、Verilogはとっつき安いけど奥がとても深いので、がんばって習得してください。 以上、ご参考まで。
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- Microstar
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前LSI設計をした経験からいうと、もう少しデジタル回路を勉強してほしいなという気がします。 バスというのは、マイクロコンピュータによく使われるデータライン(その本数からビット数がわかります)です。そのブロック図からわかると思いますが・・・・。 バスとばどういう物質でできているかというのは、LSIの製造プロセスを調べばすぐわかります。電気特性を考慮するとアルミか銅がよく使われます。信号ラインも同じプロセスで作られます。
お礼
回答ありがとうございます。やはり、バスも銅やアルミでできていますよね。
- Toshi0230
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乱暴に言ってしまえば、バスも回路の一部ではあります。 電子計算機回路のうち、コンピュータ的に何らかの情報を持つビット群を通すための部分を特に「バス」と呼びます。 そのバスの目的やアーキテクチャによって、「○○バス」という言い方をすることがあり、ほかの方が「データバス」「アドレスバス」という言葉を出していますが、これはバスの目的をしめしてます。 また、「PCIバス」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これはアーキテクチャの名前を使用したものです。 ざっくりとした理解で良ければ、Wikipediaをみるのが手っ取り早いかも。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B9_%28%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%29
お礼
回答ありがとうございます。「データバス」「アドレスバス」というのはバスの目的であり、「PCIバス」というのはアーキテクチャの名前なんですね。
- tadys
- ベストアンサー率40% (856/2135)
バスは英語ではbusと言います。 busを辞書で引くと分かる様に自動車のバスの事です。 自動車のバスには色々なお客が乗る様に、電気のバスにも色々な信号が乗ります。 バスとは色々な種類の情報を運ぶ為の電気配線の事です。 電気配線という事ではバスもその他の配線も同じものです。 「色々な種類の情報を運ぶ」がバスの主な意味なので、配線の材料が何かという事は大きな問題では有りません。 もちろん電気配線をどうするかという事は回路を安定して動作させるために重要なのですが、それはバスであってもバス以外であっても同じであって、バス特有の問題では有りません。 バスはLSIの中だけでなく、色々なところに存在します。 パソコンのUSBは正式名称を「Universal Serial Bus」と言い、バスの一種です。 パソコンのメモリモジュールとCPUを結ぶ配線もバスです。 通常、バスは多数の配線で構成される事が多いのですが、もっと少ない本数のバスも有ります。 マイコンを使用した回路でよく使われるSPI(3本又は4本)、I2C(2本)もバスです。 1-Wireという1本線のバスも有ります。 情報をどのように送受信するかという事はそれぞれのバスで異なっており、1種類に決まっているわけでは有りません。 大電力を扱う配線では電線として銅の角棒(板)を使う事が有り、この電線をブスバー(bus bar)と言います。
お礼
回答ありがとうございます。配線とバスの違いは、用語のレベルの違いなんですね。配線は電気の伝導路、信号の通信路という意味で用いる用語であり、バスは特定の種類の情報を運ぶ線という意味で用いる用語なのですね。
たとえば、「アドレスバス」や「データバス」があります。 アドレスバスはアドレスが流れる(渡される)ところ、データバスはデータが流れるところ。 どちらかというと、バスが問題じゃなくて、「○○バス」の方が大きな問題だと思うのですが。
お礼
回答ありがとうございます。バスというのは、配線とは違ったレベルの用語なのですね。
お礼
回答ありがとうございます。 >バス、というのは「特定のカテゴリで信号線を一定の本数まとめたものの総称」です。 わかりやすいです。 Verilogは学習中です。