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イメージングベースとは??
先日行われた厚労委員会参考人説明にて東大の児玉龍彦教授が食品の放射性物質の検査について 今日ではイメージングベースの測定器が半導体で開発されている。 というようなことをおっしゃっていました。 http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M この動画の5分半あたりからです。 この「イメージングベース」というのはいったいどういった意味なのでしょうか? よろしくお願いします。
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- lglink
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「イメージングベース」とは,「映像化を指向した」という意味だと思います. 従来の放射線測定器(例えば,ガイガーカウンター)は,放射されている放射線の量を,「数値」として表すものが,一般的でした.このような測定器は,いわば「数値ベース」の測定器と言えそうです. これに対して,「イメージングベース」は,結果を画像として得られるものです.数値ベースに比べて,(1)広範な範囲を一度にまとめて測定できる,(2)放射線が強い箇所をすぐに特定できる,という利点がありそうです. ピンとこないようでしたら,人間の体温を色の違いとして画像化するサーモグラフィを想像してみて下さい.普通の体温計は「数値ベース」,サーモグラフィは「イメージングベース」,ということです. 農作物などをベルトコンベアに載せて,この「イメージングベース」の測定器を通過させれば,放射線の強さが画像で表示されるでしょう.よって,空港の税関のCTスキャナ(X線透視装置)のようにして,流れ作業で放射線を測定できることが,期待できます. また,「半導体で」というのは,放射線の検出部品として,ガイガーカウンターのような「計数管」や,「シンチレータ」と呼ばれる物質ではなくて,半導体を使ったものを指すようです. なお,児玉教授の発言の中には,「ゲルマニウムカウンターでなしに」というのがあります.ゲルマニウムも半導体ではありますが,使用には液体窒素などでの冷却が必要な欠点があります.児玉教授の言うところの「半導体」は,同じ半導体でも,冷却が不要で常温でも使える半導体(CdTeなど)を,指していると思われます. なお,「イメージングベース」は,児玉教授独自の言葉のようで,一般的な技術用語ではないようです. 参照URLに,大雑把な説明と図があります.ご参考ください.
- tac351115
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イメージングとはイメージ(画像)として写し出すことです。 つまり、彼が言っている「イメージングベースの測定器」とは、放射線を画像として写すベース(基本機能)をもった測定装置のことです。