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生産技術
こんばんは。 東芝のホームページに次のような記述がありました。 ------------------------------------------------------------ モノづくりの原点である加工・成形技術、精密機械要素を研究開発しています。これらの部品加工技術を使って、より高精度で、より複雑な部品を提供します。また、シミュレーション技術、CAD、CAM、CATなどの設計・製造支援技術を使い、開発・製造にかかる時間を短縮します。 携帯電話やパソコンなど情報機器に広く使用されている半導体デバイス(メモリ、ロジックLSI)や液晶ディスプレイなど電子デバイスの高集積化(大容量、高精細)、高速化を実現するための薄膜プロセス技術の研究開発を行っています。これらデバイスを作る上で必要なプラズマ生成、診断技術、プロセスシミュレーション技術、洗浄技術、薄膜塗布技術などの製造プロセス技術の研究開発を進め、製品の早期量産化や生産性向上に寄与しております。 ------------------------------------------------------------ 驚いたのは生産技術という部門でもCADをつかったり、実際に研究したりすることでした。それでは生産技術と開発の違いとは・・・。 何かいまいちわかりません。生産率を上げるためには形状の最適化、や表面の荒さ精度の確保は不可欠。ってことは生産技術者も研究や開発からは必然的に避けられないということですか。
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- alchemisty
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生産技術というのはものを作る技術です。当然かなり開発費がかかります。中小だと製品図面は発注先からもらうので、生産技術が開発部署になって、逆に製品図面を書き換えさせたりしています。(だから当然製品機能も知っていないけません) また、ほかの会社なら絶対作れないようものを作ると非常に競争力があがります。長期間競争力を維持している会社は生産技術が強いといわれています。一時期家電業界がどんどん部品を外注化したのですが、結果として勝ち組負け組みがころころかわり、しっかり工場を維持しているS社とか、ほかはぜんぜんだめだけど電池だけはしっかりして利益をあげている別のS社とかあります。 ただ、仕事は設計と生産現場にはさまれてかなりきついです。
- my3027
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>それはつまり下流工程は旋盤や工作機械などのオペレータも生産技術に含まれるということでしょうか。 上流、下流という表現は正しく無かったですね。扱う製品によって要求される技術が違うという表現が正しいと思います。例えば扱う製品が単純な家電製品の場合、通常のプラスチック部品やその部品の生産工程設計、製品組み立工程設計に携わる人は生産技術者です。また、製品が電子デバイス等の場合、微細加工技術やより学問的な技術が必要とされます。 共に扱う製品を生産する為に、必要な工程設計をするのは同じです。ただ製品が違うと、要求される技術も違うということです。
まず最初に、テクニックも日本語で技術といいますが、生産技術という場合の技術は、普通テクノロジーのことを指します。 ですから、オペレーターは技術を持っていますが、その技術は、上流にせよ下流にせよ、このような文脈では「生産技術」の範疇に入れません。 引用された記述の前後は分かりませんが、この記述では、製品そのもののことは言っていませんね。 製品をどう作るか、というテーマに対するソリューションないしソリューションを求める方法が例示してあります。 開発部門は製品を設計しますが、生産技術部門は生産プロセスを設計します。 CADを扱うから開発部門なのではなく、おそらくどこでも、扱うテーマに対して部門の名前が付いているはずです。 私は半導体の製造プロセスには不案内ですが、この記述からわたしはこんなことを想像しました。 一般に、生産プロセスを設計するためには、まず材料そのものを知らねばなりません。 たぶん、材料の結晶していく過程ですとか、加工したときの材料の変性ですとか、そういう課題を追求しているのでしょう。 立体的な物体の振る舞いをシミュレーションするなら、当然、そのデータを扱うのにCADのようなツールが付きまとってきますね。 シミュレーションを実際の物体で検証しようと思えば、やはり当然CAM、CATというツールのお世話になる、というわけなのでしょう。 あるいは、そのプロセスを実現するための設備を開発する、と言う意味で、CAD等に触れているのかもしれません。 プラズマ生成、・・・・薄膜塗布技術などの製造プロセス技術、とありますから、半導体業界では、これらのプロセスを自社で開発するんですね。 成熟した分野ですと、さまざまなプロセスについて、専門の設備メーカーに問い合わせると、すぐにいくつかのプランを提示してくれますが、もしかしたら半導体業界では、これらの技術こそが競争力の要なのかもしれません。 引用された記述から何を読み取れるか具体的に書いてみたつもりですが、いかがでしょうか。
- my3027
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まず会社によって職種名称と内容に違いがあります。ある会社では生産技術というのは、製品製造の工程設計を指し現場寄りだったりしますが、他は今回の例の様に開発寄りだったりします。 後者の場合、CAD/CAE等の活用は必須でしょう。従って、同じ生産技術でも製品よりの下流工程と、開発寄りの上流工程があるという事です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 その下流工程と上流工程についてもうちょっと詳しく知りたいのですが… それはつまり下流工程は旋盤や工作機械などのオペレータも生産技術に含まれるということでしょうか。