不動産のキャリアが国際機関で必要とされるのか
30歳になり、自分のキャリアの方向性について迷っています。そして不動産の専門家として、何ができるのか真剣に考えています。どのようなご意見でも結構ですので、客観的なアドバイス、業界をご存じの方の率直なご意見などいただけますと幸いです。
私は何不自由なく育ち恵まれた人生を送ってきたので、いつか恵まれない人たちの役に立てるような人間になりたいと考え生きてきました。具体的には、発展途上国の支援など、国際的な問題に取り組みたいと考えてきました。中学生になった頃から、できることならば国際機関で働きたいと考えてきました。
その後、途上国支援にも国際機関にも程遠い名古屋の民間の会社に就職しました。それでも、誰かの役に立ちたいという思いは抱き続けたまま過ごしていました。そろそろ専門家としてのキャリアにも自信がついてきたので、今であれば私も何かできるのではないかと方向を模索しております。
私は日本の不動産鑑定士の資格を持っており、不動産鑑定や不動産仲介、不動産証券化等の仕事に携わってきました。また今後、米国や英国の不動産鑑定士の資格を取得したいと考えております。また海外の大学院で不動産や都市開発について学びたいとも考えていますが、それについては資金面など難しい問題もあります。
今後不動産に関するキャリアを積んで、一企業の社員としてお客様のために働くこともやりがいがあると思います。今でも少しはお客様のお役に立てているとは思っています。しかし、一度思い描いた夢、グローバルな場所で誰かの役に立ちたいという思いを断ち切ることはできません。居心地の良い今の会社を辞めて、失敗してもいいから、アクションを起こしたいという気持ちがあります。これは途上国の人のためという純粋な気持ちもありますが、自分自身のためという気持ちがあることも確かです。国際機関というエリートたちの集い(と思い込んでいる)に対する憧れもあります。
お伺いしたいことは、私のような不動産部門のキャリアを積んできた専門性が、途上国支援に役立つのか、客観的なご意見をいただきたいです。途上国と言っても、飢餓に苦しむ最貧国というよりかは、発展中であるがゆえに問題を抱える国が対象になるのかなと考えています。また、途上国に限らず先進国であっても何か人の役に立てることがあるならば考えてみたいです。
キャリアを考える上で避けて通れないことだと思いますが、今のところ結婚や出産などの予定はありません。しかし、いずれは結婚し育児にも力を入れたいと思っています。グローバルに働くのであればなおさら難しいことだと思いますが、今から予定もない結婚後のことを考えても仕方ないと思っています。
また英語はリーディングとライティングについてはあまり不安はありません。(もちろん勉強が必要になりますが)ただ、難聴で言葉を聞くことができないためリスニングができません。スピーキングは不安もありますが、訓練あるのみだと思います。今の会社では、周囲のサポート(声を大きくするなど)を受けてはいるものの、健聴者と変わることなく仕事をこなしています。
私にできることは、海外不動産の調査・鑑定評価、都市計画に関するコンサルティングなどです。理系ではありませんので、技術的なことは分かりません。不動産鑑定・金融・会計についての知識があります。国際機関でなくとも、民間部門で何か役に立てることがあればぜひアドバイスをください。
自分でもいろいろと調べてみたいと思いますが、アドバイス・ご意見をいただければ幸いです。