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活性炭はなぜヒ素などの負電荷を持った重金属を吸着す
活性炭が農薬などの疎水性が強い汚染物質を吸着するのはわかるのですが、 なぜ、ヒ素などの水溶解性の高い(それに負の電荷!)汚染物資を吸着するのでしょうか? その機構を教えてください。
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ヒ素は水に溶存している場合、亜ヒ酸イオンかヒ酸イオンの形となっていますが、ご質問の通り、これらそのものは活性炭には吸着されにくいです。 しかし、これらは天然水中にありふれた物質であるカルシウムやマグネシウム、鉄、イオウなどと容易に難溶性塩を形成して析出するため、現実には活性炭である程度、除去されてしまうことが多いのです。 但し、析出度合いはpHや水温、共存物質によって大きく変わりますので、ヒ素の残留上限を定めた処理を活性炭だけで行うのは、よほどこれらの条件が安定していない限り無理です。