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ちょっとした疑問です。
「生類憐みの令」のせいで、疫病が流行ったりしなかったのでしょうか?
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>「生類憐みの令」のせいで、疫病が流行ったりしなかったのでしょうか? 綱吉の時代には、神田上水も玉川上水もできていましたので、爆発的な伝染病はありませんでした。 しかし、「命定め」(いのちさだめ)という、現代で言う「麻疹」(はしか)が流行していました。 子どもの頃の麻疹は、「三日麻疹」(みっかばしか)と言って一週間もすれば治るのですが、免疫や抗体力のない大人が罹ったりすると、風邪に似た症状を呈し、「咳」や「くさめ」(くしゃみ)も出て、3~4日で一旦熱は下がりますが、再び熱が上昇し身体中に発赤疹ができ、養生が悪いと死に至ることから名づけられました。 後、ネズミによるコレラだとか、蚊による日本脳炎なども、多少はあったとは思いますが、爆発的な伝染病には至りませんでした。
補足
有り難う御座います。 大きな上水道の不在が被害拡大を阻止し得た事情は意外でした。