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レンズ ●群×枚という表現
エルマーは3群4枚、という表現があります。 いまさらですが、この単語が何を意味しているかスッキリとわかりません。 エルマーだと、レンズが4枚あって、それの組み合わせが3つある、のかな、と思っていますが、最近のカメラカタログをみると、もうお手上げです。 この表現をどう理解すると、レンズの性能の理解につながるのか、おおしえください。
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すでにNo2の方たちが明確な回答をされているように、レンズの構成の呼び方です。 添付の図は、7群9枚のレンズの構成図です。左から数えて3番目と4番目のレンズ・ブロックがそれぞれ2枚のレンズで構成されています。こうしたレンズをレンズ・ブロックが7つ、レンズが9枚で「7群9枚」のレンズと呼びます。 すでに説明があるように、遠距離から近距離まで、そしてレンズの中心からすみまで正確な画像を得ようとすると、1枚のレンズでは能力的に不足します。その為に複数の異なった形のレンズを組み合わせて理想的なレンズを追求すると、レンズの「群」と「枚」数は増えていきます。今日の主流のズームレンズでは10群以上のものも、珍しくありません。 逆に用途を限定する、たとえば超遠距離しか対象にしない天体望遠鏡では、おもちゃクラスで「1群1枚」、高級品でも「1群3枚」程度で、レンズはできます。 ただし、「群」や「枚」数が多いということが、単純にいいレンズとはなりません。1枚のレンズを丁寧に研磨等する手間を2枚のレンズを張り合わせることで実現する場合もあります。 また高級材料のガラスを使えば少ない枚数で実現できる性能を、枚数を増やして達成する場合もあります。 細かな説明は省きますが、丁寧な研磨等を行う高性能のレンズを「非球面レンズ」と呼ばれ、高級材料のレンズを「UDレンズ」「EDレンズ」「ADレンズ」などといいます。 こうした方法で性能追求するレンズもあります。 またレンズは光を100%通過させるのではなく、数%はその表面で反射してしまいます。その反射をおさえる為にレンズの表面に特殊な加工を施し、それを「コーティング」といいます。レンズの枚数が増えるとコーティングの手間・コストがかかりますが、これを省略した安いレンズもあります。
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構成ですね。 離れた位置に3つのレンズがある、そのうちの2枚はバルサムで接着されていて全体の構成としては4枚のレンズって意味です。 昔、虫眼鏡で遊びましたよね?太陽の光を集めて黒い紙を燃やしたり?(^_^; 紙に近づけたり離したりする事で焦点が小さな丸になったり大きな丸になったり、一定の距離でしか利用しないのであればレンズは1枚でもいいのですがカメラですから近い距離や遠い距離の物を撮影する事があります。 この時に3つのレンズを組み合わせて動かして、最適な丸になるように調節します、これがレンズの仕組み で、3群4枚がいいのか、4群4枚がいいのかは、数だけでレンズの性能が読み取れるわけでは無いので、知識として覚えるしかないって事です(^_^;
- Frozen_
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レンズは単体で使われる場合と、複数枚をバルサムで貼り合わせて1枚のように使う場合があります。 つまり3群4枚はレンズは4枚使われていますが、そのうち2枚は貼り合わせてあり、2枚で1枚のようになっているという意味です。 これはテッサー型で初めて使われましたね1902年のことです。エルマーもテッサー型です。