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ダルシーワイズバッハとハーゲンポアズイユの式
どちらも圧力損失を求める式で ともに流量Qに比例して大きくなりますが 2つの式は用途が違うのでしょうか。 速度の2乗に比例して圧損が大きくなるのは ダルシーワイズバッハですが、ハーゲンポアズイユ では速度項はでてきません。
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何か勘違いをされているようです。 「ともに流量Qに比例して大きく」なるというのが本当なら、「ハーゲンポアズイユ では速度項はでてきません」というのは変でしょう。Qは流速uとは関係ないのですか。 Qに比例するなら、uに比例するんでしょう。 「2つの式は用途が違」います、というより、それらの式を導出した条件が違うのだから、その条件に合った状態で使うのでしょう。 ハーゲンポアズイユの式 ナビエ・ストークス式の特別な場合の解です。 円管、管径一定、管壁滑らか、層流という条件です。 いろいろな表し方がありますが、 ΔP=8μLu/r^2 と書けば、圧力損失ΔPが流速uに比例していることがわかるでしょう。 ダルシー・ワイズバッハの式 半実験式です。ハーゲン・ポアズィユ式の制限はありません。 ΔP=λ・L/D・u^2/2・ρ と書けば、流速uの2乗に比例しているように見えます。 が、 摩擦係数λがレイノルズ数Reの関数で、Reはuの関数なので、ΔPがuの2乗に比例するとはなりません。 なお、層流では、λ=64/Reとしますが、乱流域では実験式がいくつかありますのでそれによります。 したがって、層流域で、ΔPがuに比例するのはハーゲンポアズイユの式と同じですが、乱流域では、uの2乗に比例することはありません。uには関係しますが、数学的に比例するとか何とかはいえないのです。
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- el156
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ダルシーワイズバッハの式は、λ=64/Reとすると、ハーゲンポアズイユの式と同じです。 Reの中身を展開してみてください。