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なぜすぐれた教科書が消えてしまうのか?

最近、「時空の幾何学」という本が絶版になってびっくりしました。 この本は他に比肩するのもののない一般相対性理論の教科書 としてあまりにも有名だったからです。 他にも、並木美喜雄の「解析力学」とか、他を圧倒するような すぐれた書籍が次々と絶版になっています。 ノーベル賞科学者の書籍でさえ、入手が難しくなっています。 ところが、少なくとも amazonなどで検索する限り、英語圏では科学書に 関してはこのような現象が起きていないように思われます。 なぜ日本では貴重な書籍が次々と読めなくなってしまうのでしょうか? 英語圏とは何が違うのでしょうか? 日本では科学書は読む人がいなくなってしまったのでしょうか? このあたりの事情をご存知の方がおられましたらご教授を お願いいたします。

みんなの回答

回答No.2

No.1です。失礼しました。書いている途中なのに間違えて「回答する」ボタンを押してしまいました。 改めて。 絶版になるのは、おっしゃるように読む人がいなくなったから。 科学に限らず、専門書を読む人が激減しています。 本来なら大学で学ぶ学生が読むべきなのですが、今の学生は本を買って読むことを全くしない。 かくいう小生も、学生時代、自分の専門以外の書籍を買うことはありませんでした。 しかし、自分の専門分野の書籍は何十冊と今でも持っています。 それから約20年。今は大学で「買え」と言われても買わない人もいます。先輩から譲ってもらう人もいます。 もちろんそういう人は小生の時代にもいましたが、小数派だったと思います。 そして今の大学生は、専門分野の本ですら、勿体ないと言って買わないのです。 まあ全部の学生がそうとは限りませんが、就職したら必要ないのだから、お金がかかるし邪魔になるしということで、本を買うことをためらう人が多いことは事実です。 専門書は、本当にそれを専門とするプロ(研究者)と、ほんの一握りの読書好きにしか購入されません。 新たに増刷したところで売れる見込みがないのが分かっているのですから、出版社が増刷に踏み切るわけがないのです。 専門書出版社勤務の知人の云く。 「専門家の数は決まっている。図書館の数も決まっている。それに少しばかりプラスアルファして、印刷部数は決定する。それで収支が合うように値段設定する。重版すればその収支のバランスが崩れるので、以後、重版されることはまずない」 だそうです。 そして、 「どうしても読みたければ、図書館があるでしょ」 だそうです。 人気作家の文庫本でさえ、10年たてば絶版状態になる昨今です。 印刷にかかるコスト、売れ残った時の在庫を考えると出版に踏み切れないという専門書こそ、電子出版の方に傾くのかもしれません。

tknakamuri
質問者

補足

ありがとうございます。 確かにもうけの出にくい本が絶版になってゆくのは理解できるのですが、 不思議なのは、日本と英語圏で対応に大きな差があるように思えることです。 例えば最初に挙げた「時空の幾何学」の原書は絶版になる気配はありません。 解析力学の教科書として名高い「力学の変分原理」は邦訳は既に 絶版ですが、原書は発売から40年以上経っているのに容易に入手できます。 コンピュータ関係の書籍も、日本では数年で絶版化するのが普通ですが、 アメリカでは十年前の書籍の多くが容易に入手できます。 これらの違いが何故おきるのかとても不思議に思っています。 #単純に読者数がまるで違うのでしょうか? #そこまで日本が堕ちたとは思いたくないのですが・・・

回答No.1

絶版になるのは、おっしゃるように読む人がいなくなったから。 科学に限らず、専門書を読む人が激減しています。 本来なら大学で学ぶ学生が読むべきなのですが、今の学生は本を買って読むことを全くしない。 かくいう小生も、学生時代、自分の専門以外の書籍を買うことはありませんでした。 しかし、自分の専門分野の書籍は何十冊と今でも持っています。 それから約20年。大学で買「え」

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