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ケイ素のサプリメントの効果とは?
- ケイ素のサプリメントがアトピーなどによいということらしく、ケイ素を含有しているゼオライトのサプリメントやケイ素の液体の健康食品などがありますが、詳しい方に効果について聞きたいです。
- 液体ケイ素のサプリメント(商品名ウモプラスアルファ)を販売しているサイトの案内で、その液体を飲み物に混ぜたり化粧品に使ったりすることを勧めていますが、化粧品のシリコンとは別物なのでしょうか?
- ケイ素を飲んだりつけたりすることで人体にどのような影響が考えられるのか、詳しい方に教えていただけると嬉しいです。
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No2の方を補足する形で。 >その液体のケイ素(シリコン)サプリメントを販売している人の話では、水晶(石英)を高温で熱して水溶化させた液体ケイ素だというのですが、そういうことはできるものでしょうか? できます。 ただ、突っ込ませていただくならば、液体ケイ素って言葉はいただけませんねぇ。 補足で示されている化学式Na2SiO3は、「ケイ酸ナトリウム」という化合物です。 「水晶(石英、SiO2)を加熱してNa2SiO3を作る」ならば化学式があります。 SiO2 + Na2CO3 → Na2SiO3 + CO2 SiO2 + 2NaOH → Na2SiO3 + H2O 解説しますと、水晶(石英,SiO2)と炭酸ナトリウム(Na2CO3)または水酸化ナトリウム(NaOH、苛性ソーダ)を一緒に加熱する(温度にして700~800度)とケイ酸ナトリウム(Na2SiO3)が出来ます。 No2がいわれる水ガラスは、このケイ酸ナトリウムを水に溶かした濃い液をいいます。 (Naが入るのは、石英を水に溶けるようにするためにナトリウム剤を混ぜる必要があるためです。) なお、この反応は極めてポピュラーなものです。 (販売員の方は、宣伝文句のようにもったいぶってるようですけどね(汗) さらにいえば、ケイ酸ナトリウムや水ガラスも、相当ポピュラーなものです。 また、実験試薬として購入する場合、もっとも値段が安い部類に入ります。 試薬屋さんのカタログでしらべたところ、水ガラス(SiO2 36%配合)のもので、500ml 1500円です。 (これでもおそらく割高です。純度の低い工業品ならばもっと安くなると思います。) (ちなみに塩化ナトリウム(食塩)で500g 500円程度(99.5%,日本薬局方規格)です。) さて、ウモプラスアルファですが、とあるサイトでケイ素が8370ppm含まれていると記載されていました。 ここから逆算すると石英(SiO2)は17%ほど含まれている計算になります。 これらから原価を考えた場合、50mlですと70円+容器包装代で作れる計算になります。 ま、元の値段が実験用試薬なので、食品用のものではありませんから、同じに語るのは無茶かもしれません。 原料の石英をこだわれば高くなりそうですし、ロットもどれくらいか分かりませんし。 ただ、どれだけ安く作れそうか、くらいは分かっていただけると思います。 >化粧品の方で言われるシリコンというのは、このシリコーンのことで、合成されたものと考えればいいのでしょうか? そう考えていただいて結構です。 シリコーンはシリコン(つまりケイ素)を基礎とした有機化合物のことです。 用途に応じて固体(シリコーンゴム)だったり液体(シリコーンオイル)だったりします。 家庭ですと、タッパーの半透明のパッキンだったり、レンジ皿のふたやリサイクルラップが出回ってますね。 化粧品の場合、後者のシリコーンオイルが添加されていることがあります。 たしか、なめらかさとか保湿性を持たせるため、と聞いたことがあります。 (※ちなみに、上で話があった石英 SiO2 は「シリカ」といいます。) >ケイ素を飲んだり、つけたりすることで人体にどのような影響が考えられるのか、詳しい方に教えていただけると嬉しいです。 専門外なので、わかりません。 ただ個人的な意見としては、ケイ素を飲むくらいなら、ビタミン剤を飲んでた方がいい気がします。 以上、ご参考まで。
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- Tacosan
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まぁこの手の「サプリメント」とか言ってるやつの中には「そんな気がする」だけのものも多いしねぇ.... さておき, そもそも SiO2 を「ケイ素」といってる時点でダメ. CO2 を「炭素」と呼ぶようなものだし. あと, 「石英を熱する」だけで水溶性にすることはできません. ただしナトリウムを添加すれば水に溶けるようにもなります. それがまさに Na2SiO3. これについては「水ガラス」で調べてもらうといいかも. 念のためですが, 「石英を熱するだけでナトリウムが添加される」などということはありません. なお, 「ゼオライトが体内の重金属を排出する」というのもデマでしょう. もちろんゼオライトは多孔質なのでいろんなものを吸着しますし, それ自身は吸収されないので「食品として取り込んだ重金属」の吸収を妨げることは考えられます. でも, ゼオライトが吸収されることはないので「体内にある, 既に吸収してしまった重金属」を排出することはできないはずです... というか, 鉄って重金属なんだけど.
お礼
ありがとうございます。 ナトリウムを添加すれば水に溶けるようになるのですか。 では、そのようにして製品化しているのかもしれませんね。 ゼオライトのほうもデマなんですか。そんな気もしたんですが(汗笑) 体内にあるものをどうやって吸着するんだろうかと思ってたんです。 でもできると言ってるし、どうなんだろう・・とか悩んでました。 金属アレルギーっぽいのでそんなことができるならいいなと思ったんですが、全部デマならがっかりです。 人の弱みに付け込むだけの商売なんですね。 うまい話はないってことなんですね。 心が弱くて基礎学力がないから ちょくちょくこういうのに騙されたくなってしまいます(恥)
>水晶(石英)を高温で熱して水溶化させた液体ケイ素 …冗談です。(爆笑) 水晶を高温で熱しても熔けることはあっても水溶化はしません。 >シリコンとシリコーンというのは別もの はい、別物です。 ただシリコーンはケイ素に酸素と有機化合物が結合したゴム状の化合物で、豊胸剤などによく使われてきました。 以前は無害と思われてきましたが、多くの無害伝説のあった化合物同様、寿命が延びるに従って毒性が分かってきました。 >ケイ素のサプリメントがアトピーなどによい ケイ素で最も身近な化合物は稲や麦の葉です。若い葉を食べることは昔から行われてきました。 でも、大した効果はありません。
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 >水晶を高温で熱しても熔けることはあっても水溶化はしません。 そうですか。そんな気もしたのですが(汗 そちらのサイトの説明では 何でも1650℃の高温で熱して ケイ素(Sio2)の成分を世界で初めて抽出することに成功し 製法特許をとっているとのことで 石英を水溶液化していると。 化学記号は、Na2Sio3-10H2O らしいですが、 これはデマだったのですね。 国内の天然の岩石だったかのゼオライトに ケイ素が含まれているというザプリメントもあり、 こちらも体内の重金属から排出していくというのですが これもやはり違うのでしょうか? あやしいものばかり気になってます。
お礼
どうもありがとうございます。 >解説しますと、水晶(石英,SiO2)と炭酸ナトリウム(Na2CO3)または水酸化ナトリウム(NaOH、苛性ソーダ)を一緒に加熱する(温度にして700~800度)とケイ酸ナトリウム(Na2SiO3)が出来ます。 これは特別なことでなく、ポピュラーな反応なのですか。 十数年の研究の結果だとサイトでは書かれていたんですが。 しかも大変安価にできてしまうものなんですね。 原料になる水晶と石英というのは同じものだったんですね。 水晶が高価でしかも加工に大変な労力がかかるのかと思ってました。 500ミリリットルを20000円で売ってましたが 原価はすごく安い物かもしれないですね。 ビタミン剤の方がいいくらいのものかもしれないということなら わりと期待してしまっていたので しょんぼりですが(笑) 購入は見合わせます。 ポーリング博士プロデュース(?)だかのビタミン剤を飲んでるので そっちの方を続けることにします。