マグマの粘性(ねばりけ)は温度とSiO2量に依存します。
わかるように簡単に説明すると、
SiO2はシリカ、つまりガラス成分のことです。
ねばりけのあるガラス成分が多いほどドロドロになることはイメージできませんか?
だからSiO2成分の割合が多いほどマグマの粘性(ねばりけ)は大きくなります。
また、温度が高いほどマグマの粘性(ねばりけ)は小さくなります。
わかりやすいように、マグマの代わりに砂糖を熱する理科実験(あるいは料理)を思い出してみましょう。
高温な砂糖はサラサラですよね。
でも、そこから冷えていくと徐々にドロドロになっていき(粘性が大きくなり)ますよね。
マグマでも同じことが言えるんです。
以上まとめると
マグマの粘性は
1.SiO2成分の割合が多いほど大きくなる。
2.温度が低いほど大きくなる。
この結論から2つ目の質問を考えると、
SiO2成分の割合は小さいのに粘性が低い(サラサラな)マグマがあるとしたら、
他に何が原因として考えられるでしょうか?
そうです。その原因は温度しか考えられません。
温度がすごく高いからSiO2がちょっとくらい少なくてもマグマはサラサラでいられるんです。
わかりました?
お礼
とてもわかりやすいご説明をありがとうございました! よく理解できました。 ありがとうございました。