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海底火山 

海底火山から何千年かけて大陸ができると某漫画で読みました 本当なんでしょうか? 海底火山を見たいのですが可能でしょうか? 一般公開とかしてるんでしょうか? もし潜水中マグマ水蒸気爆発にあたったら死にますか?

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  • ruehas
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回答No.2

こんにちは。 「火山」といいますのは地球内部のマントル物質がマグマとして地上に噴出するものです。ですから、これによって陸地が作られるのが造山活動なのですが、厳密には現在の大陸を作ったのは海底火山のような「スポット火山」ではなく、「中央海嶺」と呼ばれるものです。 スポット火山というのが地球に空いた穴だとしますならば、海嶺といいますのは地球の裂け目であります。大陸を移動させる超巨大なものを「中央海嶺」といい、規模がぜんぜん違いますので、これを単なる海底火山とはあまり言いません。大陸を作ったのは海底火山ではなく、中央海嶺の活動によって起こる「プレート運動」です。 スポットの海底火山といいますのは、マントル上昇流の中でも「ホット・スポット」と呼ばれる比較的小規模なものが地表に空けた穴です。これに対しまして、中央海嶺といいますのは「スーパー・プルーム」という現在最も活発なマントル対流によるものです。ホット・スポットと異なるのはその圧倒的な規模でありまして、この対流が大陸移動、即ちプレート運動に関わっているということです。 スーパー・プルームによって地殻の引き裂かれた部分には大量のマグマが噴出します。これが海底で冷やされ、新たな海洋プレートが生み出されますと古いプレートを左右に押し広げることになります。これによって起こるのがプレート運動ですね。大陸といいますのは、このプレート運動により、隆起した陸地や島が一箇所に寄せ集められることによって作られました。 地球にプレート運動が始まったのは今からおよそ40億年ほど前でありまして、19億年前には超巨大大陸に成長していました。「ロデニア大陸」といい、これが現在の五大陸の原型です。 このように、大陸といいますのはある日突然現れた海底火山がどんどん成長して陸地になったというのではなく、プレート運動による地殻の歪が何億年も掛けて一箇所に集められたものです。恐らく、その漫画の主旨はこのようなことを述べているのではないでしょうか。そして、その単位は何千年ではなく、何億何千万年です。 このロデニア大陸はやがて分裂を始め、5億5千万年前にはまた別の場所に集められて「ゴンドワナ大陸」という超大陸に作りかえられました。このように大陸が分裂したりくっ付いたりしますのは、地球の割れ目を作っているスーパー・プルームの位置や勢力が数億年ごとに変わるからです。 同様にして、最も最近に出来上がったのが「パンゲア大陸」なのですが、現在の世界の五大陸といいますのは2億5千万年前から分裂を始めたこのパンゲア大陸の破片であります。 このように、中央海嶺といいますのは大陸を引き裂いたりくっ付けたりするものですから、現在活動中のものはほとんど陸地からは遠く離れた外洋の海底深くにあります。 「東太平洋中央海嶺」 「大西洋中央海嶺」 個人で見に行くというのは、ちょっと無理じゃないでしょうか。 陸地には「アフリカ大地溝帯」という裂け目がありますが、実際にはアフリカ大陸はまだ割れていませんし、海底火山とは煮ても似付かないのが残念です。 日本は地震列島でありますから、海底火山そのものでしたら近海に幾らでもありそうなものですが、これが観光できるというのはちょっと聞いたことがありませんよね。もちろん、活動中であるならばたいへん危険ですし、現在、このようなものの調査は潜水艇やロボットで行なわれています。とても生身の人間が近付けるところではないんじゃないでしょうか。 これまでご説明しましたように、大陸といいますのは中央海嶺のプレート運動によって作られ、くっ付いたり離れたりします。 さて、日本海溝といいますのは海嶺ではなく「海溝」です。東太平洋中央海嶺がプレートを生み出すところであるとしますならば、日本海溝はプレートが再びマントルへ沈み込んでゆく場所です。このため、日本列島は地殻変動が活発なのですが、これによって活動する火山を「島弧火山」といいます。 日本にある火山は、海底火山を含めてみなこの島弧火山でありますが、ならばこれが日本列島という陸地を作ったのかといいますならば厳密にはそうではありません。日本列島といいますのは日本海溝に沈む込む海洋プレートの反動で上に押し上げられたものです。結果的には地殻変動が活発で国中火山だらけということになっています。 では、実際に海底火山によって作られた陸地というのはないのかといいますならば、「ハワイ列島」がそれに当たります。ハワイの火山といいますのはマントルからのホット・プルームが地殻に穴を空けた「ホット・スポット火山」です。 さて、ハワイ諸島を載せた太平洋プレートといいますのはプレート運動によって少しずつ西へ移動しているわけですが、海底火山を作る上昇流の位置は動きません。このため、そこにできた火山島が西へ移動してしまいますと、ホット・スポットの海底火山がまた同じ場所に島を作ります。ハワイ諸島といいますのは同じ海底火山によって順番に作られた兄弟島なんですね。 伊豆半島といいますのは太平洋にあった島が日本列島にぶつかったものなんだそうです。大陸というのはこのようにして成長するんですね。やがてハワイ諸島も日本に近付いてきますので、何億年かすれば熱海から遊覧船でハワイへゆけるようになります。 このように、「中央海嶺」「島弧火山」「スポット火山」、海底の噴火といえばどれも海底火山であり造山活動ではあるのですが、その規模や性質、あるいは陸地の作られ方はみなそれぞれに違います。

totorotan
質問者

お礼

やぱり観光なんかしてませんよね・・・ 詳しくご回答ありがとうございます

その他の回答 (3)

  • kabo-cha
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回答No.4

大陸というのは何十億年も前から大陸プレートであり、海底が大陸になることはありません。 まして大陸という大きな地形が何千年という短期間のうちに形成されることはあり得ません。 海底火山跡を見ることはできますが、安全面からも海底火山を見ることは難しいかもしれません。 ただ、飛行機などからごく稀に海水の変色域を見ることはできます。これは海底火山の活動によるものです。 http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/08/hiyosiokinoba.html 水蒸気爆発を起こしたら海水は数百度になりますから、人が潜っていたらまず助かりません。潜水艦でも危険です。

totorotan
質問者

お礼

>飛行機などからごく稀に海水の変色域を見ることはできます。これは海底火山の活動によるものです !!今度飛行機乗る機械がありましたら眺めて見ます!! 水蒸気爆発じゃやっぱり死にますよね^^: ご回答ありがとうございます

  • kv2007
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回答No.3

いわゆる大陸は、マントルの一部が溶けてできたマグマが上昇して地下で冷え固まってできた花こう岩などの岩石やプレートが沈み込むときにかき上げられて大陸にくっついた岩石からできています。大陸の岩石と現在見られる海底火山はそれを構成する岩石が違い、海底火山そのものが海上に姿を現して火山島をつくるならともかく、大陸を作ることはありません。また千年単位で大陸になることもありません。 ただ花こう岩などはマグマが冷え固まった岩石ですから、広い意味では火山活動も含む火成活動でできた岩石を含んでいるとは言えます。またプレート運動も地球の熱移動で引き起こされる現象と考えることもできます。 海底火山と言っても非常に浅い海底から、深海底まで様々な深さに分布します。水深が深い海底では高い水圧によって水蒸気の気化が抑制されるので爆発的な噴火はあまり起きません。とはいえ暗く、高圧であまり自由が利かない海底では危険度がかなり高いのは確かです。 ただそう簡単に見られるものではありませんが、実際海底火山の調査は行われていますし、そう例は多くはありませんが海底噴火のようすも捉えられています。

totorotan
質問者

お礼

もし潜水できたとしてもかなり危険ですよね・・ 地上の火山の話は聞いても海底火山はあまり耳にする機会がないけど 実際海底火山の調査は行われているんですね ご回答ありがとうございました

  • suiton
  • ベストアンサー率21% (1110/5262)
回答No.1

火山から島はできますが、大陸は無理でしょう。ましてや数千年では大陸はできません、何千万年もかかります。 海底火山に行くには、船をチャーターして、それなりの潜水装備があれば行くことは可能です。あとは自己責任です。

参考URL:
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/open.htm
totorotan
質問者

お礼

そういえば大陸でなく島でした^^: ご回答ありがとうございます