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暴力団の未来 2011
暴対法によって著しくその勢力を失ったかに見える暴力団と呼ばれる集団。いっそ暴力団禁止法を作った方が手っ取り早いと思われますが、なぜ作らないのでしょうか。誰かくわしく教えてください。
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- pepe-4ever
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反社会的組織或いはグループはどうしたって無くならないという前提で述べます…。 (1)捜査上の事情。 暴力団(ヤクザ組織)とマフィア或いは中国や台湾等の暴力組織との違いは、組事務所を構えているかどうかが大きな違いの1つです。マフィアと違い、ヤクザの団体名・団体数・構成員名まで警察で資料化されているのは日本だけです。組事務所を構え、堂々と「オレはヤクザだ」の姿勢で活動しているからでもあります。これを無理に取り締まり地下に潜られると誰がヤクザか分からなくなります。それでなくてもフロント企業として姿を変えています。だから敢えて『地下に潜らせないようにしている』事情もあります。 (2)情報収集。 現在日本では海外からのマフィアが不法入国等でやっつけ仕事をしてそのまま帰国してしまいます。また、マフィアが麻薬売買等で活動を広めています。このような細かい情報はなかなか表に出てきません。 怪しい外国人の殺人事件等では、まず縄張りのヤクザ事務所に情報収集に行ってます。 このように、主に組織対策課(以前の4課)や公安警察はヤクザから情報収集しています。餅は餅屋です。『情報のギブアンドテイク』は実際にあります。 (3)治安維持。 事務所を持たないマフィアが勢力を拡大すると取締りや犯人逮捕に窮します。対抗勢力として生かしておく方がまだ秩序を保てます。一応マフィアと比較してむやみに一般人を傷付けないのがヤクザです。言い方は悪いですが、縄張りを守るヤクザの本能を利用した『マフィア排除』です。 国際化によって平然と日本で活動するマフィアも、堂々と反社会的活動をするヤクザも、警察にとっては頭痛の種ですが、ヤクザがいなくなって困るのも警察なのです。必要悪と呼ばれる由縁です。善良な一般市民の迷惑なんかはカヤの外です。 以上をまとめると…素性の判らない外国人を野放しにするよりも、判るヤクザを生かしたほうが捜査上なにかと便利だから。 暴力団禁止法 法制化するには、認定の判断材料や人権上の問題等なかなか厳しいでしょうね。対策法だけであれだけ揉めたんですから…やってやれないことはないんですけど…。
- kappa1zoku
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暴力団と言う組織をどのように規定しますか? 組織の中の人員で、傷害行為で刑事罰が適用になったことがあるとしたら、日本のすべての組織・団体が当てはまります。 暴力団が、暴力を持って事柄を解決をするとうたって組織したのなら確かに分かり易いんでしょうが、組事務所にはだいたい「麻薬撲滅」などと書かれていたりします。 破防法と言う法律もあります。 でも、これは左翼の過激派に対するものですからね。 暴力団が組織的に何かをするというより、上納金を稼ぐためにすることがほとんどですから、つかまっても個々の組員のせいにできるんです。
お礼
ご回答ありがとうございます。暴力団がどのように規定されているか私は知りません。暴力団がことさらに暴力沙汰を好む傾向にある、とも思えません。地元出身者が地元の利益のために動いている、と言ったケースも見られることから、その土地土地に縄張りを持つ小規模の組織であれば、取り立てて問題視する必要もないように思うぐらいです。かといって必要悪ですむ時代でもありませんし、あわただしい今日この頃が終わったら、そのうち指定暴力団の解体でもすればよろしいかと思うところです。たぶん多くの暴力団員が、暴力団禁止法を切望しているのではないでしょうか。
補足
個々の組員のせいには、もうできません。使用者責任の項目がある以上、組織が大きければ大きいほど不利となってきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。暴対法が成立、施行されたからには禁止法は、その反対論者が少ないことをも考え合わせますと、たいへんに容易な事と思われます。いっそ禁止法を、と望んでいるというのが今の指定暴力団の率直な気持ちではないでしょうか。景気も悪い事ですし、みんなで仲良く働きましょう。