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ロシアンルーレットの経済学
詳しい説明は省きますが私はなぜかロシアンルーレットのようなものをやるはめになってしまったのです。 普通のロシアンルーレットとは少し違うようなのですが、なんでも 「30回以内に死ぬ確率は87%」 だそうです。 ゲームを降りる権利はいちおう認められていますが、その場合は高い高い罰金を取られるとのことです。 私は死にたくないので罰金を払ってゲームを降りよう、と思っていたら、ある人が現れてこんなことを言うのです。 「あえて単純計算すると、1回で死ぬ確率は、たった2.9%だ。1回くらい試しにやってみて時間稼ぎをしながらコストを計算してみてもいいんじゃないか? 」 さて何と答えたものでしょう。 「なるほど、それが冷静な考えと言うものかもしれない」と耳を傾けるか。 「あんたの計算はおかしい。 もっと正確に計算すると6.5%だ」とかいう数学の話として議論するのか。 「帰れ悪魔。おまえは俺が死んでもいいと思ってるんだろう 」と追い返すべきか。 …こんなとき、経済学者はどんなふうに考えるのでしょうか?
補足
ご回答ありがとうございます。 本業のほうで出張やら何やらがあり反応が遅くなってしまいました。 後半(最後の2段落)でおっしゃっていること自体は全く正しいと思います。 これを読んで「苛政は虎よりも猛し」という言葉を思い出しました。 虎に喰われるという絶対的とも思えるリスクに対してさえ、重税で飢え死にする可能性は十分にcomparableであり得るというような意味でおっしゃっているのであれば、そのことについては全く異論はありません。 ただし、それでもなお、#2の補足に書いた > 「たった2.9%」という発言が合理的であるためには、 > 何かと比べて2.9%が小さい、という意味でなければ > ならないと思われますが、比較対象をどう考えたら > 筋がとおるでしょうか という疑問に対する答えは見いだすことができずにいます。 2.9%(あるいは6.5%)の確率で命を落とすリスクを負わねばならないとしたら、 それはいったい何に対する代価なのでしょう? 申し訳ありませんが、疑問は深まるばかりです。