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蛹の内部
モンシロチョウなど完全変態の昆虫は、幼虫→蛹→成虫という段階を経て成虫になると、何故か幼虫と姿・形が違うものが多いですが、何で急激に姿が変わったのでしょうか? 一体蛹の中で何があったのでしょうか?
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幼虫の体内には「成虫原基」というのがあり, 蛹の段階で幼虫の体を分解し, この成虫原基を足掛かりにして成虫の体を構築しています. 完全変態の昆虫ではこのように幼虫の体をほぼ完全に成虫の体に作りかえているので幼虫と成虫が全く異なる形態を持つことがありますが, 不完全変態の昆虫では幼虫の体から徐々に成虫の体に変化させています.
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- 井口 豊(@Iguchi_Y)
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回答No.2
回答1に補足 >急激に姿が変わった と思うでしょう? 実際は,そうでもないんですよ。 私は,カブトムシの研究をしています。 カブトムシもイモムシみたいな幼虫から蛹を経て,成虫になります。 特にオスは,幼虫と似ても似つかぬ,立派な角を持っています。 しかし,私がよく助言をして頂く,アメリカの研究者, Douglas J. Emlen教授の研究で, 幼虫の体の中に既に角が出来ていることが分かっています。 下記の論文のFigure 5に幼虫体内の角の発達の写真があります。 http://dbs.umt.edu/research_labs/emlenlab/abstracts/BioSciencePDF.pdf
質問者
お礼
なんと、カブトムシは幼虫の時点で既に角があるのですか。 例のサイトの写真は参考になりました。 (文章の方は、何が書いてあるか全然分かりませんが・・・) 回答有難うございました。
お礼
なるほど、「成虫原基」というのがあるのですか。 回答有難うございました。覚えておきます。