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エサキダイオードはなぜノーベル賞を取れたのか?
エサキダイオードは、実際には大して使われていなかったのに、 なぜ江崎玲於奈氏はノーベル物理学賞を取れたのですか?
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トランジスタの発明者であるショックレーがブリュッセルで開かれた「国際固体物理会議」で大々的に取り上げてくれたのが大きいでしょう。 http://www.oqx1.jp/works/SonyHistory/1-9/h2.html http://www.oqx1.jp/works/SonyHistory/1-9/h3.html 日本の大学で量子力学の講義がなされていたことも大きいです。 量子力学を知っていなければ試作品に現れた異常な現象とトンネル効果を結びつけることは出来なかったでしょう。 日本で半導体産業が発達したのは量子力学を理解している技術者が沢山いたことが貢献しています。 それまでトンネル効果はミクロな現象であってマクロな現象として観測にかかるという事は考えられませんでした。 それが、簡単な装置で観測できるという事で沢山の研究者が飛びついた事もあります。 つまりは、江崎さんの論文を引用した論文が量産されたのです。 ノーベル賞は、その研究が独創的である事と影響が大きい事が重要視されます。
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- sanori
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こんにちは。 先駆的研究成果というものには、色々なケースがあります。 天然元素より大きい原子核を作ろうとして失敗したのが、結果的に核分裂の発見。 半導体技術で有名な、水によるシリコンの良質な酸化方法の発見は、誤って実験容器に水を入れてしまったことによるもの。 ニュートンは力学について様々な発見をしたが、それを解くための微分・積分を(発明ではなく)発見。 ビッグバンを裏付ける「宇宙背景放射」は、アンテナに入ってくる雑音の解析の中で偶然に発見。 江崎先生は半導体の実験をあれこれやっているうち、「失敗」によって偶然に、史上初めて量子力学のトンネル効果を実験的に発見。 小林先生と益川先生はクォークが6種類あれば、この世が粒子と反粒子との衝突ですべて消滅することなく、今の宇宙が成り立つことを、理論的に「発見」しました。 (ノーベル賞受賞対象外のことも書きましたが、)ノーベル賞物理学賞・化学賞・生理学医学賞というのは、基本的に、世界で初めて何かを発見した人に与えられます。
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- foomufoomu
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トンネル効果の 実験的実証 です。 たとえば、コンクリートの壁に、何度もぶつかり続けると、そのうち(ある確率で)壁をするりと通り抜けられる。というのが、トンネル効果です。理論は以前からあったのですが、実際、そんなことはありえないように思えるわけで、それを、電子の流れで簡単に見れるようにした。というところが評価されました。
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- AVENGER
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