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上のグラフは時間と速度の関係ですね。このグラフでv(速度)が正の値をとるとき、物体は正の方向に動いています。vが負ならば負の方向に動いています。またこのグラフが時間軸に平行なときは等速度運動、斜めの直線の時は等加速度運動をしています。 以上を踏まえて時間を追って運動の状態を考えると、 (1)t=0から2 静止した状態から正の方向に等加速度運動。加速度はグラフより1/2(m/sec^2) *速度が0から1m/sに増えるのに2秒かかっているので加速度は1/2となります (2)t=2から4 正の方向に等速度運動、速度は1(m/s)、加速度はゼロ。 (3)t=4から8 加速度-1/2(m/sec^2)の等加速度運動。速度は1(m/s)から徐々に減少し、t=6でゼロとなり、以後負の方向への運動となる。 *速度が1から0m/sに減るのに2秒かかっているので加速度は-1/2です。 (4)t=8から10 加速度1/2の等加速度運動。速度は-1(m/s)から徐々に増加し、t=0でゼロとなる。 *速度が-1から0m/sに増えるのに2秒かかっているので加速度は1/2となります ということになります。従ってそれぞれの区間における物体の位置は (1)等加速度の式 l=at^2/2 (l:移動距離、a:加速度、t:時間)にt=2、a=1/2を代入するとl=1となるので、t=2のとき出発点からの距離は1です。 (2)等速度の式 l=lo+vt (lo:初期の位置、 v:速度、t:時間)にlo=1、v=1、t=2を代入するとl=3となるので、t=4の時の出発点からの距離は3です。 (3)等加速度の式 l=lo+vot+at^2/2 にlo=3、a=-1/2、vo=1、t=2を代入するとl=4なので、t=6の時の出発点からの距離は4です。また、 l=lo+vot+at^2/2 にlo=4、vo=0、a=-1/2、t=2を代入するとl=3なのでt=8のとき出発点からの距離は3です。 (4)等加速度の式 l=lo+vot+at^2/2 にlo=3、vo=-1、a=1/2、t=2を代入するとl=2なので、t=10のとき出発点からの距離は2です。 t=0からt=6までの間、速度は正の値をとり、t=6でゼロとなったのち負の値になります。従ってこの物体が出発点から最も離れるのはt=6のときです。
お礼
本当に詳しく、丁寧な解説をありがとうございます! 少しずつ分けて考えなければならないんですね…。