- ベストアンサー
放射性物質について教えて下さい。
以下質問です。 1.放射線も電磁波であり、放出する以上エネルギー(=質量)を失い、いずれ他の物質に転換すると思いますがどうでしょうか? 2.放射性物質も宇宙誕生時に生成されたと思いますが、200億年後の現在でも存在するのは何故ですか? 3.代表的放射性物質の名前、半減期、放射線を出し切って他の物質に変化した場合の物質名を教えて下さい。 4.(技術の進歩により)福島原発付近に飛散している放射性物質を拾い集めて回収するということはあり得ますか? 以上です。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1.放射線で電磁波の一種と言えるのは、ガンマ線です。放射線は電磁波とは限りません。 アルファ線はヘリウム核そのもので、ベータ線は電子です。 他にも中性子線、ニュートリノと電磁波ではない放射線はたくさんあります。 ヨウ素131は、電子を放出(ベータ線)してキセノン131になります。 質量の失い方は放射線の種類によります。 ヘリウム核そのものであるアルファ線を放出が一番質量を失います。 ニュートリノはほとんど質量がありません。(以前は質量ゼロと考えられていたくらい) 2.137億年前、宇宙の誕生時にできた元素は水素とヘリウムです。 その他の元素は星の中で核融合によりできます。 ただし核力がもっとも強い物質は鉄で、通常の星の核融合反応でできるのは鉄まで。 それより重い物質は超新星爆発によってできます。 今も宇宙では新しく重い物質が作られつつあります。 3.ヨウ素131は、半減期8日でキセノン131。セシウム137は30年でバリウム137。 ストロンチウム90は29年でイットリウム90。いずれもベータ崩壊です。 4.土壌入れ替えで表土だけ取ることはあるでしょうが、放射性物質だけ回収することはしないでしょう。
その他の回答 (1)
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
2 の余談だけ: 普通は #1 のように答えるんだろうけど, 世の中には「200億年などほんの一瞬」のような半減期を持つ放射性核種も存在する.
お礼
回答ありがとうございます。 >世の中には「200億年などほんの一瞬」のような半減期を持つ放射性核種も存在する. 自然は不思議で人間は無条件でそれを認めざるを得ないですね。
お礼
回答有難うございます。 >放射線は電磁波とは限りません。 >それより重い物質は超新星爆発によってできます。 納得です。 >ヨウ素131は、半減期8日でキセノン131。 ヨウ素のように何日ならまだしも何十年というのは・・・ >土壌入れ替えで表土だけ取ることはあるでしょうが、・・・ なんとかしないといけないですね。