映画「魔界転生」について。天草四郎を悪役にしていいの?
沢田研二と千葉真一が主演した「魔界転生」は素晴らしい大傑作だと思います。
だけどちょっと思うんですが、天草四郎は現在、日本のキリスト教徒(特にカトリック教会の方々)の中でどのような扱いになっているのでしょうか?
というのはこの映画は、仮にも宗教指導者であり殉教者であるはずの天草四郎を悪役にし、しかも「イエスは我々を救ってくれなかった。ならば私は悪魔に魂を売り、魔力をもって徳川幕府に復讐してやる!」という四郎の復讐物語ですよね?
キリスト教の方から抗議が来なかったのでしょうか? 私は全然キリスト教徒ではないので、大変面白く鑑賞できました。が、まっとうなキリスト教徒の目から見たら、腰を抜かしてひっくり返るような映画なのではないでしょうか。
もし仮に、鎌倉幕府に逆らって佐渡島に流罪になり、許されて島から戻った後も身延山に隠遁(半幽閉状態と言えるでしょう)して死んだ<日蓮>が、「もはや仏など信じぬ。例えこの身は地獄に落ちようと、阿修羅となって鎌倉幕府と北条一族を滅ぼしてやる!」というストーリーの映画を作って公開したらどうなるでしょうか!?
私は別になんとも思いませんし、面白い痛快な映画になると思います。が、「創価学会」からはとてつもない猛抗議が来て、絶対公開できないと思います。
どうして「魔界転生」は公開できたのでしょうか?
お礼
ありがとうございました。