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福島原発の対応について
今回の福島の原発事故では、なぜ、チェルノブイリ原子力発電所事故の時のように減速材としての鉛の大量投下や液体窒素の投入をしないのですか? すみません、全くの素人かつ世間知らずなもので。
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チェルノブイリ原発は、黒煙減速炉です。 福島原発を始め、国内の商用の原子炉は軽水(普通の水)を減速材兼冷却剤として使用しています。 減速材が軽水ですから、軽水を循環させるのべきですし鉛を上空から投下したら・・・・ 燃料棒破損しないかな? そもそも制御棒挿入によって、核分裂反応はとっくに停止している。 今問題になっているのは、停止前にウランが分裂した結果生成された各種放射性元素が 安定元素に遷移する崩壊熱によって発止しているので、減速材を追加する意味があるのか疑問。 崩壊熱によって加熱された軽水が蒸発して燃料棒が露出して放射性物質が剥きだしになる事が問題になっているのです。 剥きだしになれば、先の放射性物質が直接空気中に放出されるので。
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- indoken2
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たまたま立ち寄りました。 チェルノブイリは黒鉛炉だから鉛を投入 という回答がありますが、 黒鉛は“炭素”です。 鉛と黒鉛は関係ありません。 大量鉛を投入したのは、水だと水蒸気爆発などを引き起こして却って危険なため、鉛で冷やそうとしたもののようです。 実際に効果があったかどうは、現在でも評価が分かれる所のようです。 液体窒素についても効果があったかどうか、不明とされています。 これらの資材を効果的に使える場面は、今の福島第一には無いと思います。
お礼
なるほど。物理では、まだ効果があるかわからないこともある、ということがわかりました。ありがとうございます。
- ToOrisugaru
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割り込み失礼します。私も全くの素人なのですが質問内容に便乗して頂きます。 福島の原発対応について、もうそこの場所対応するより放射能を出している炉心 棒を、正常に稼働をしている他の原子力発電所に移送してそこで一時的にでも管理 してもらうことはできないのでしょうか?(プルトニウムの移送が不可能だというのな らどうやって発電所まで持ってきた?)このまま、あれだけの被害を受けた原子力 発電所で対応しても時間がかかるばかりだし、いつ終息するが先が見えない。 (少なくとも数年はかかるだと思う。) また、時間経過とともに、その他地域に及ぶ影響は際限がないと思うのですが あと、現地で作業している人も、あんなペラペラな作業着でなく宇宙服のほうが 安全に作業できるのではないかと思いますけど(日本になきゃ 借りればいい) と思うのが素人的なのですが?
- tpg0
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まず、原子炉の構造が違います。 チェルノブイリ原発は「黒鉛炉」ですから、減速材に鉛が必要でした。 しかし、福島第一原発は「軽水炉」ですから、軽水としての水が減速材になるのです。 液体窒素を使わない理由は均一に炉を冷やす事が困難だからです。 原子炉も熱膨張の影響を受けてますから、局部的に急激な冷却をさせると熱したグラスを急に冷やした時のように割れる(亀裂が入る)恐れがあるので、冷却時間が長くなっても水で均等に冷やしたほうが安全だという事です。 そして、安全な温度に下がってから、炉内の燃料棒を取り出す予定のはずです。 チェルノブイリ原発は、このような冷却方法が取れない黒鉛炉だったので、鉛投入減速や液体窒素による急速冷却後に「石棺」にせざる得なかったのです。 その結果、事故から25年経った今でも強い放射線を放ち続けてます。 チェルノブイリ原発は永遠に人類の負の遺産なんです。
お礼
すみません、初めて質問したもので使い方をわかっていなくて、質問したことも忘れていました。迅速な回答ありがとうございます! 液体窒素を使わない理由とチェルノブイリ原発についての知識が深まりました。ありがとうございます。
お礼
うわー。すみません、初めて質問したもので使い方をわかっていなくて、質問したことも忘れていました。迅速な回答ありがとうございます! なん、、となく、わかりました。。ありがとうございます。