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放射能の単位について教えて下さい。
シーベルト/毎時とシーベルト/年の違いが良く解りません、換算の仕方を教えて下さい。 1シーベルト/毎時の場合は、×24時間×365日=8760シーベルト/年 と、解釈してよいのでしょうか?
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- sailor
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えーと、私の説明が上手くないので申し訳ありませんが、照度とも輝度とも違います。照度というのは光源からある距離はなれた地点の明るさですし、輝度とは単位面積あたりの明るさを表していますが、ベクレルは距離も面積も関係ありません。放射性物質の内部での崩壊の時間当たりの崩壊の数を表すので、距離に関係ある単位とは異なりますし、単位面積あたりではなく総量での話ですので輝度の考え方とも異なります。放射性物質全体で1秒間にいくつの原子核崩壊が起こっているかをあらわす数値です。 したがって、電球の場合ではその電球が発するすべてのエネルギーということで、電球のワット数に相当します。電球は与えらた電力を赤外線より波頭の長い電磁波も含め、赤外線・可視光線・紫外線・紫外線より波長の短い電磁波という形で放出しているので、距離も面積も関係なく電球の発しているエネルギーの総量は与えられた電力と同じになります。 輝度や照度といった考え方は放射線に対しては同じような考え方が成り立ちますが、放射能に対しては成り立ちません。ベクレルは放射線源に含まれる放射性物質の種類と量によって決まり、ある地点でとか言う概念はありません。放射性物質の内部の話ですので。 放射線物質の毒性は物質自体の持つ科学的毒性と放射線による組織破壊の2種類あるのですが、このうち放射線によるものでは物質の種類には無関係で放射線の量と種類によって決まります。今、シーベルトという単位が使われている理由はここにあります。放射線の中でもα線やβ線は透過力が弱く、直接放射性物質に触れるような事がなければあまり問題にはなりませんが、これは逆に言うと、透過しない物体に持っているエネルギーを与えるということですので、線源が近くある場合はこちらの方が怖いですね。α線は紙一枚でも止まりますので。人体に当たれば確実にそのエネルギーを開放しますし、β線でも薄いアルミの板程度で止まるので、これもかなりの部分がエネルギーを開放するでしょう。α線やβ線は荷電粒子と呼ばれる放射線で、電気を持っていますが、生体細胞にあたるとこのエネルギーが解放されて、細胞にダメージを与えます。γ線は非常に波長の短い高エネルギーの電磁波で、透過力は極めて高く透過していくときにエネルギーを失っていきますが、透過した相手を電離させていきます。これが生体細胞で起こると細胞がダメージを受けるわけです。中性子線は電気的にはエネルギーを持っていませんが、ぶつかった相手の陽子をたたき出してしまうという、厄介な性質があり、これも生体にダメージを与えます。どれにしろ放射線は生体細胞に当たると遺伝子に異常を起こす可能性が高く危険ですねぇ。まぁ、プルトニウムが漏れ出してしまうと、半減期が長いだけに後々非常に厄介なことは確かですし、生体内半減期といってもし体に取り込まれてしまった場合の半数が排泄されるまでの期間が長いので危険ですね。
- u13
- ベストアンサー率32% (75/231)
回答は出ているのですが見逃せない間違いを見つけたので横やりです。 #1さん、普通の人が年間に受けているのは約2「ミリ」シーベルトですね。 そのあとの計算もミリ→マイクロ、マイクロ→ナノです。 私も別のところでやってしまったミスですが、1000倍間違えると大変。 今とっても重要なので。
お礼
ありがとう御座います。 本当に、今とっても重要ですよね! 聞き慣れない言葉が多過ぎて、3000倍とか4000倍と報道されても 基準値自体が出てないし・・・・!? 報道されてない部分も多いし!
- sailor
- ベストアンサー率46% (1954/4186)
ベクレルは放射線量ではありません。 放射能の量です。これはある物質で原子核の崩壊が1秒間に何回起きているかということを表すもので、放射線の量をあらわすものではありません。崩壊する核種によって出てくる放射線の種類も量も違いますので、放射線量とはまったく異なることをあらわした数値です。したがって、放射性物質の量を特定する時にはベクレルを使いますが、ある場所での放射線の量を測るときには、その場所に放射線源となる物質がないのでベクレルでは測れません。どれだけの量の放射性物質があるかを表す指標といっていいでしょう。 例えば放射線の線源を電球だとしますね。そして放射線がそこから出る光だとします。 ここでベクレルであらわされるの電球のW数です。そしてある地点での光の強さがレントゲンです。 電球からは可視光線や赤外線・紫外線などの様々な光が出ていますが、放射線にもα線・β線・γ線・中性子線などがあり、種類によって生体に吸収(すなわち持っていたエネルギーを生体に与える)され方が違います。それらを加味して表された放射線の量がシーベルトです。したがってある地点での放射線の量を単純に計測したものとも異なります。レントゲンはそれらの換算をせずにその地点での放射線の量をしめしたものです。現在、問題になっている原発事故のような場合は生態系への影響が重視されるのでシーベルトという単位を使っています。そして放射線にあたったとしても、あたった物が放射能を帯びるわけではありませんので、放射線を浴びた地域や生物が放射能汚染された輪kではありません。放射能によって汚染されるのは飽くまで放射性物質を取り込んでしまったり、付着している場合です。野菜や乳製品・水などが放射能汚染されたのは、原発から外に出た放射性物質がそれらに付着または入ってしまったからで。現在一番問題になっているヨウ素131は半減期が短いので、放射線を出しながら8日ほどで半部に減ります。次の8日でさらに半分にという具合に減って生きますので、新たな放射性物質がその場所に来なければ、月単位の短い時間でまったく問題にならない量まで減ってしまうでしょう。
お礼
色々有難う御座います。 どうやら、ベクレルは光に例えるとワット数よりは、照度や輝度の様なルックス的なものなのですね。 ヨウ素131は半減期が8日なので比較的短期で消えるから良いのだけれど。137セシウムの30年とか 235プルトニウムの2400年はどんな人体影響があるのですか? なんかこちらの方が脅威っぽく思えるのですが?
- sailor
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質問内容は#1の方がお答えになられていますが、表題について少し気になったので記載します。 シーベルトは放射能の単位ではなく放射線の量を生体などが吸収する量を加味して表した単位で、放射能の量ではありません。放射線と放射能は別のものです。 放射能とはある物質が放射線を発生する量を表した言葉で、ある場所での放射線の量を表した言葉ではありません。最近よく聴く言葉ではベクレルがこの放射能の量を現す単位です。 混同しませんように・・・
お礼
有難う御座います。 放射線量がベクレルで、放射能汚染度がシーベルトと解釈していたのですが 間違っているのでしょうか?
- pasocom
- ベストアンサー率41% (3584/8637)
「シーベルト」は放射線の被曝量を表す単位です。 同じ強さの放射線を浴びても、その浴びた時間の長さによって「被曝量」が違ってくることは容易に理解頂けると思います。 たとえば、一時間被曝した場合に「1シーベルト」の被曝量だとすれば、この放射線を2時間浴びれば被曝量は「2シーベルト」となります。一年間浴び続ければ、お察しのように8760シーベルトになるでしょう。つまり、1シーベルト/時=8760シーベルト/年 です。 普通の人間が一年間で受ける「自然放射線」は約2シーベルト(=2000ミリシーベルト)だそうです。そうすると逆算すれば、2000/8760=0.23ミリシーベルト(=230マイクロシーベルト)/時 程度は何もしなくても常時被曝しているということになります。 このような被曝量をあらわす「シーベルト」に対して、物質が出している放射線量を直に表すのが、最近耳にする「ベクレル」と言うことになります。「ベクレル」が大きくても、その物質から遠く離れていたり、短時間しか接触しなかったりすれば被曝量「シーベルト」は低い値になるのです。
お礼
有難う御座います。やはり、思っていたとおりなのですね。 ニュース報道に、微妙に疑問を感じていました、これで納得です。 不用意に怖がりたくは無いのですが、正しく怖がりたいので・・・・?
お礼
科学音痴なりに色々調べているのですが、 3水素:ベータ線:半減期12年 14炭素:ベータ線:半減期5370年 32リン:ベータ線:半減期14日 87ルビジウム:ベータ線:半減期488億年 131ヨウ素:ベータ線:半減期8日 137セシウム:ベータ線:半減期30年 235プルトニウム:アルファー線:半減期2400年 と、なっていて、 1人当たりの自然放射線(年間2.4mSv)世界平均で、内訳が [宇宙から0.4mSV/大地から0.5mSv/ラドンから1.2mSv/食物から0.3mSv] 1人当たりの自然放射線(年間1.5mSv)日本平均で、内訳が解らず がんの過剰発生が認められない値が、100mSv以下で 一般人の年間線量限度が、1mSv以下で、 放射能作業従事者の年間線量限度が10mSv以下らしいのですが・・・・・ 何をどう計った値なのか不明で・・・・・・ 放射能汚染のチリみたいな奴は、風に乗ると場所によっては500kmも飛んでくみたいだし、 水には浮くのか沈むのか、海水は真水より比重は重いし・・・・??? 何処かに解りやすいサイトってないんですかね~???