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音楽史と美術史における因果関係について

私は趣味で、音楽史と美術史について研究しています。 音楽史上の出来事が美術史に影響を与えた出来事、 もしくは逆に、 美術史上の出来事が音楽史に影響を与えた出来事、 について教えていただきたいです。 なお、このテーマについて触れられている書籍、またはwebサイト等があれば、 そちらをご紹介いただければ幸いです。

みんなの回答

  • nacht246
  • ベストアンサー率62% (42/67)
回答No.4

後者だけで申し訳ないのですが、 版画技術の発達により、楽譜の印刷技術が向上し、 18世紀の西洋音楽の発展に影響を及ぼした例が あるようです。 楽譜の文化史 (音楽選書) 大崎滋生著 という本で読んだことがあります。 版画家と音楽家のつながりはこの時代にはまれに 見られるようです。 一つの例としては、アロイス・ゼネフェルダーという 版画家(リトグラフの発明者)の工場で カルル・マリア・フォン・ウェーバーが十三歳の時 自作の曲を自分で印刷したという逸話が 残っているそうです。 西洋版画史も立派な西洋美術史の一部ですから、 その分野もいろいろ調べてみれば他にもいろいろな ことが分かるかもしれません。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.3

「美術史(音楽史)上のできごと」というのはあとから美術や音楽をたどって転換点や結節点を分析するからわかることだと思うのです。 音楽からインスピレーションを得た美術とか美術からインスピレーションを得た音楽というのは当然いくらでもあると思いますが、その時出てきた音楽・美術にリアルタイムで呼応した他のジャンルの芸術というのは厳密に言えば「史上のできごと」に影響を受けているとは言えないと思うのです。 (まあ上げ足取りのように思われるかもしれませんが、そういうことをふまえておいた方が良いと思います。) ですから、史上のメルクマールから影響を分析する、時代の雰囲気やジャンルをまたがった共通したテーマを見つけ出すのは評論や研究のしごとに属するわけでしょう。 美術家音楽家はその時の現世に生きていたわけですから、その時の風俗、歌や絵の流行、できごと、社会から直接影響を受けているわけです。上澄みだけを摂取していたわけではないと思います。 研究していらっしゃるのでしたらもうご存じかもしれませんが一応。↓ オーネット・コールマンが「フリージャズ」」というタイトルのレコードを発表する時に「ジャクソン・ポロック」の作品をジャケットに使っています。 ポロックをジャケットに使うアイデアを誰が考えたのかは知りませんが、象徴的で誰もが納得できるように思うのです。 この録音は無調で全くの即興演奏をしてみようというアイデアで作られています。 モンドリアンの作品に「ブロードウェイ ブギウギ」と「ニューヨークシティー」 という連作的な作品があります。 マティスの「jazz」という版画の組作品があります。 おそらく、jazzのリズム感とか、即興性のようなものが意識されての題だと思われます。 おそらくマティスの思っているジャズは時代的にswingだろうと私は思います。 ドローネーはジャズ好きだったようです。 「ジャンゴラインハルトの伝説」 http://d.hatena.ne.jp/kingfish/20100422 マイルス・デヴィスが美術の作品を趣味で描いています。マイルスの音楽作品と関連性がある、と言うか無いわけは無いように私は思います。 パウル・クレーは音楽家になるか迷った末画家になっていますが、画家としての開眼には、明らかに、音楽の世界ではすでにやっていることを美術で実現したらどうなるかというような試みが含まれているように思います。 ボリス・ヴィアン

  • sosdada
  • ベストアンサー率33% (265/792)
回答No.2

ミロは、若いころ音楽家になるか画家になるか迷って、結局画家になりました。 「ロシア構成主義」は、音楽(バレエを含め)にも、美術(絵画、彫刻、デザイン)にも影響を与えました。 ロックは、サイケデリックというデザインに影響を与えました。

回答No.1

   幻の三位一体 ~ 一に音楽、二に絵画、三に文字 ~    わたしは、高校オーケストラを結成して、卒業記念に《年表音楽史》 を編み、美術学校に進んでデザインを学び、家伝・自伝を執筆中です。  いまだかつて楽器を演奏して油絵を書く人には、巡りあっていません。    絵画や彫刻に描かれた大作曲家は存在しますが、みずから描いた例は ありません。逆に、音楽作品に登場する画家や彫刻家も、きわめて稀で、 わずかにダ・ヴィンチがギターを奏でたらしいという伝説があります。    しばしば音楽と美術を論じたがるのは、評論家ないし批評家と称する 人たちです。彼らの演奏や作品を、実際に見聞きした読者は皆無です。  彼らは大胆にも、外国文学にまで言及しますが、あくまでも眉唾です。    小林 秀雄《モオツアルト》《ゴッホの手紙》《無常という事》  ロマン・ロラン《ミケランジェロ》《ベートーヴェン》《トルストイ》 http://q.hatena.ne.jp/1263614727#a982378 わたしのブクログより   ── ゲーテは詩人であり、文豪であり啓蒙家であり、弁護士でしたが、 音楽や美術についてはアマチュアです。彼の賞賛は、ベートーヴェンや ラファエロが「ファウスト」を論じるほどの水準にすぎません。 http://okwave.jp/qa/q6526151.html (No.1)  天上画 ~ 自然すら彼には及ばない ~   http://okwave.jp/qa/q6229553.html (No.4)  共感・共鳴・共振 ~ うそかまことか出まかせか ~   http://okwave.jp/qa/q1780631.html (No.5) ── 音楽や美術や文字で心やすらぐのは、作らない人たちだけだ。 http://okwave.jp/qa/q1897529.html (No.3)  

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