- ベストアンサー
古代の歴史物小説に登場する河や川で油は浮くのか?
- 歴史物の小説を執筆する際に、河や川で使われる油が浮くのかどうかについて検証しています。
- 中国の三国時代や日本の戦国時代の背景を考慮し、河や川の条件や使われる油についても明確化しています。
- 質問者が資料集めに困っているため、この質問には特定の条件が付いていますが、その背景や目的についても触れています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
それは歴史の問題じゃなくて理科の問題ですね・笑。 いつの時代でも、そうですね、恐竜の時代でも、水と油では比重は水が重いのでいつの時代でも油は水に浮きます。 大量の油を水に流し、火をつけて食い止めるとかそういう作戦は現実としては無理ですね。用意する油の量を考えればね。それにどれだけ金がかかるか。いや、金を用意したところで物理的に量が確保できないでしょう。油というのは、石油利用以前の時代は貴重品だったことを忘れないでください。油を確保するには動物などから取るか、植物から抽出するかです。地下からわくタール状の物質から精製した油分が利用できるようになったのは19世紀くらいになってからです。念のためいっておきますが、原油はタール状なので利用するのはとても難しい代物です。精製して利用されるのは50%くらいらしいですよ。 ちなみに、かつて欧米諸国は鯨を絶滅寸前まで追い込みましたが、鯨を取って何に使っていたのかというと、明かりの燃料として鯨油を使っていたからです。つまり食べないの。食べないで油だけ取って捨ててたんです、奴らは。江戸時代でも明かりのための油は高級品でした。オリーブオイルなどの食用油は火がつく温度が高いのでなかなか火がつきません。 湾岸戦争の時にイラク軍が原油を海に流して火をつけようとした、なんていわれています。実際のところは多国籍軍が石油施設を爆撃したのでそのせいで油が流出したんですけどね。それでも米軍を防げるような油の量にはなりませんでした。質問者さんが30代以上なら、原油まみれの海鳥の姿を覚えておられるかと思います。 もし本当にそんな作戦が可能なら、誰かやっていますよ・笑。三国志の赤壁の戦いでは、火計を成功させるために船同士を鎖でつなぐ「連環の計」をされたなんていわれています(ただし、多分に後世のフィクションらしいですが)。
お礼
回答ありがとうございました。 実に、参考になりました。ありがとうございます。