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日商簿記1級の難しい所はどこですか
人に日商簿記1級の勉強を教えたいのですが、勉強しすぎて当たり前になってしまい、何が難しいのか分かりません。 難しいと思う論点や、誤解しやすいと思う論点は何ですか。 また、難しいと思う過去問はどこですか。 細かく指摘してくださらなくても良いので教えてください。
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ということはあなた自身は1級を取られているということですね。 昔の話ですが私が1級を取ったときは経理学校に通いました。そのとき多くのクラスメイトが苦戦をしていました その原因は会計学と原価計算でした。 2級までは簿記が中心でしたから難易度の差異でしたが、1級でこれらが出てくると全くお手上げと言う人もいました。 私はそれまで会社の経理の実務を経験していましたのでどちらもそれほど違和感はなかったので、逆にこれがそれほど難しいということを彼らから教えてもらったような気がします。 原価計算は具体的に工場の生産ラインのイメージの無い人には全くの抽象論です。製造勘定といっても頭の中ではイメージがわかないのです。 私はその場合は工場のコンベヤラインを想像して、そこに材料がおかれて段々加工がされていくことを思い浮かべればわかるでしょうと何時も言っていました。 そのコンベアが具体的な製造勘定だと思うようにということです。 口では簡単ですが実際は中々うまくはいかないという感じでした。 会計学は、大学の講義レベルですから、いきなりは難しいですね。当時は殆ど企業会計原則を基礎とした問題でした。これを徹底的に理解すると殆どの問題は判ると思いました。 1級の試験は、それまで高校の入学から卒業レベルで2級まで来たのが、突然大学の専門学科レベルの試験を突きつけられるようなものです。 そのレベルの差をきちんと認識して、それに併せた努力をさせるのが合格のコツだと思います。 2級の延長線上では受かりません。
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詳しい回答ありがとうございました。