入院中の回診は毎日行う必要があるのか

質問

表題の件についてお伺いします。

受け持ち患者数、勤務体制などから、入院患者を毎日回診するのは不可能に近い状態です。

医療従事者、医療機関は様々な法や規則で制約されていますが、入院患者を毎日もしくはどの程度か回診する義務があるのか、明文化されたものをご存知の方いらっしゃいませんか？
できれば、具体的な資料などの名称、ネットで見れるものならURLを教えていただければ助かります。
医療機関単位で定めた診療マニュアルに「毎日行うこと」と記載されているものや、「診療録に遅滞なく記載すること云々」ということは承知していますので、それについての回答は不要です。
あくまでも、「回診は毎日行わなければならないのか」についての法的な根拠を必要としています。

それから、念のためですが、
「医者なんだから毎日やれよ」「毎日来てくれないんですか？」といった、素人の方からのご意見・苦言はいりません。
医療従事者・関係者の方、もしくはお詳しい方からの回答をお願いいたします。

回答No.2

shaikencenter · ベストアンサー

現在は公衆衛生・保健事業に関係した事務職員です。
　回診の回数や時期を定めた法律を探してみましたがありませんでした。
　思うに、医師は患者の治療に必要な投薬や検査をすることが目的なので、労薬や検査が必要かどうかによって診療を行うのだと思います。
　入院患者の場合には、常時医療従事者の監視が必要であるから入院治療を行うのですから、何らかの変化があればすぐに必要な指示が受けられる状態を保つ必要があるのではないでしょうか？（そんなことはわかっているといわれそうですね。）
　しかし、その指示は、主治医でなければ行けないということはどこにも記載されていませんでした。
　日本では、患者の治療は主治医制度の中で、決められた意志が担当するようになっていますが、欧米では病院が治療の責任を負う制度になっています。聞いた話しで済みませんが、余命数週間の患者にインタビューをした内容が放映されており、その患者がこういったそうです。「私の主治医はドクター○○で、かれは明日から1ヶ月の夏休みを取る。彼の家族サービスだ。しかし、私は心配していない。この病院の他の医師がキチンと私を診てくれるのだから。彼にはよい家族サービスをして欲しい。」
　おそらく日本では、主治医は夏休みを返上するようにいうかもしれませんが、医師も労働者です。キチンとした診断ができるようにキチンとした休養を取るべきです。
　主治医が必要と判断した周期で回診を行えば良いのではないでしょうか？
　必要ならば、他の医師にお願いすることも含めて、1人の患者に毎日の回診を義務づけする必要はないと思います。

お礼

回答ありがとうございます。
確かに、回診の頻度というのは患者ごとの病状、病日等々を鑑みて行っています。
どの程度のスパンで経過観察を要するか、きちんと、従前の経験を踏まえた上で、今こうして行っていることに対して責任ある態度で、これからも臨んで行きたいと思います。

回答No.1

noname#128276

http://www.jili.or.jp/research/search/pdf/E_220_2.pdf#search='医師の回診 根拠規定'

上記は、生命保険会社と被保険者との判決の内容が記載されています。

１３ページの右上に「医師の回診は、４か月に４回のみで・・・」という記載があります。

素人の回答で申し訳ありません。

おそらく、質問者さんが求められている法的根拠があれば、聞くまでもなくご存じかと思います。

法律や施行規則などには、「・・・・するよう努めなければならない。」という書き方になっています。

つまり、努力義務規定です。

質問者さんを馬鹿にしたり、ちゃかしたりする回答ではありません。

お礼

回答ありがとうございます。
訴訟というのは、けして他人事ではないにせよ、実際は意識する場面というのは非常に少ないものです。
努力義務規定。
そうですね。
努力はしているのですが、いかんともし難い状況であり、こんなことをお尋ねした次第です。
参考になりました。
感謝いたします。