外科医と内科医の見解の違いと診療ガイドライン
外科医と内科医の見解の違いと診療ガイドライン
本日、父(64歳)が肺がん手術後に行われる補助化学療法を受けるため入院しました。
病期IIIA、扁平上皮がん、右下葉切除とリンパ隔清で、原発腫瘍並びに転移リンパ節は現在のところありません。
内科医が本日説明をされたのですが、
「病期IIIでは普通手術はしません。術後の化学療法はガイドラインで推奨されているので抗がん剤を投与する」とのこと。
先月、手術が終わってすぐの外科医の説明では、
「IIIAでは手術をします。術後は化学療法を行います」とのこと。
術後の化学療法実施は、再発予防目的で見解が一致。しかし、手術の実施では見解が異なる。
★そこで1つ目の疑問、何故、内科医と外科医と見解が異なるのでしょうか。
また、化学療法の効果について内科医に尋ねたところ、
「術後の化学療法の効果は分からない」
「扁平上皮がんには抗がん剤はあまり効果がない」
「抗がん剤の種類(シスプラチンとナベルビン)も患者さんに合っているか分からない」
「腫瘍がないから効果の判断ができない」
「効果が数値的に現れるものがない」
「ガイドラインで推奨されているから実施する」
「判断できるとすれば、化学療養中に腫瘍が発見されれば抗がん剤の種類が合っていなかったと分かる」(そんなこと医師じゃなくても分かりますが・・・。)
★2つ目の疑問、ガイドラインで抗がん剤の種類や投与期間が決められていれば、効果あるなしの根拠がなくても治療を実施すのでしょうか。どうも理解できません。
あと、他に治療方法はないか尋ねたところ、
「外科療法、放射療法、化学療法以外ない」とのことでした。
免疫療法の事を尋ねたら
「保険適用外で高額ですよ」
「標準療法で効果がない患者さんが以前受けられていました」とのこと。
今回の化学療法と併用して免疫療法ができないか尋ねたところ
「免疫療法は基本的に外来診療。何かあったら入院でないのですぐに対処できない」
「化学療法が効果があるのか、免疫療法が効果があるのか分からないから化学療法後に免疫療法を行ってください」
とのこと。因みに父が入院する病院では免疫療法を行っていません。
★3つ目の疑問、患者側が他の治療の選択肢を聞いたときに何故情報提供をしないのでしょうか。免疫療法がガイドラインで推奨されていないからでしょうか。
★4つ目の疑問、『化学療法が効果があるのか、免疫療法が効果があるのか分からないから化学療法後に免疫療法を行ってください』と言われましたが、目的は再発防止であって、どちらの療法で効果があったかは患者側からすれば問題ないのですが、もしかしたら、はっきりとした根拠のない、術後の補助化学療法のデータ収集のためにそのように言われているのでしょうか。
どうも疑念ばかり抱いてしまいます。
誰か詳しい方のご意見をよろしくお願いします。