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教科書の紙について

ある本で「教科書の紙は和紙で出来ている」というような記述があったのですが、真偽のほどを知ってらっしゃる方がいたら教えて下さい。 明治時代くらいならいざ知らず、どうも、そんなわけはないと思うのです。

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  • nobe
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回答No.2

こんにちは。 昔、自分も似たような疑問を持って調べたころがありますので下記に記します。 他の方も言われているように、国公立の学校で使用される教科書は明治36年の「教科書の国定化」によって、和紙から洋紙への変更が行われて以来、和紙のものは作られていないそうです。現在のJIS規格にも用紙の種類や用途が規定されていて、教科書に使用される紙は、中質紙(化学パルプ70%以上)か上質紙(化学パルプ100%)の何れかです。 しかし、本の外装までは限定されていないので、現代ではコート紙や塗工紙の外装が使われています。 当然、「和紙っぽい」のもあります。 新年度になるころ(2~4月ごろ)に、少し大きな書店へ行きますと教科書が売っていると思います。 年度毎に新しい教科書が出ますが、これまでも時々「和紙」らしき表紙の教科書があったので店主に聞いたことがありました。聞くと、定義通りの日本古来の製法を用いた和紙ではなく、パルプを使った「和紙調」の用紙だそうです。 この手の教科書は、国公立の義務教育の教育機関には無く、主に私立の学校の教科書に多く見られます。 しかし、これらの教科書を実際に手にしてみるとよく判りますが、表装(表紙や内装の飾り)が和紙っぽいというだけで本文が書かれる用紙などは和紙ではありませんでした。 和紙ではありませんが、最近では、非パルプを原料にした紙が教科書用としても利用されていて、それらには「グリーンマーク」(三角形の図形の中に木の絵が描かれている)がついています。国外ではバカス紙(さとうきびが原料)をつかった教科書もあるようです。 如何でしょうか。 お役に立てば幸いです。

dorao
質問者

お礼

詳しくお教え下さってありがとうございます。 教科書にも色々あるんですね。 よくわかりました。 昔の方が教育にお金をかけていたんだなぁと言う感じです。

その他の回答 (1)

回答No.1

明治36(1903)年に小学校の教科書国定化があり、教科書用紙は和紙から洋紙へ切り替わったそうです。 参考URL http://www.niigata-printing.or.jp/rekisi/

参考URL:
http://www.niigata-printing.or.jp/rekisi/
dorao
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やっぱりという感じです。

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