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ラジカル重合における連鎖移動剤の役割
ラジカル重合で重合開始剤のみ使用し、連鎖移動剤を使わなければ、どういう問題が起こりますか? 分子量分布や、粘度や、温度制御のしやすさなどにどのように影響するでしょうか?
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再度回答します。 分子量分布が2.5といわれていますが、実際の生成ポリマーの数平均分子量はどのぐらいか?や重合モノマーが不明なので何んとも回答し難いですね。でも通常のラジカル重合では1.5以下にはならないのでは?あくまで個人的な感覚ですが・・。 また捕捉ですが、分子量はGPC測定でしょうか?ポリマーが極性モノマーを重合または共重合した場合、通常のカラムではカラム内でポリマーの吸着が生じ、正確な測定ができないことがあるので注意してください。 重合熱がかなり生じるということは、モノマーはすべて反応系に投入し一括で重合しているということですか? あまりにも反応熱が高い場合は、モノマーを滴下して重合すると良いです。 また、溶剤で反応系の濃度を低下させる(希釈)のも良いと思います。溶剤の選定は注意してください。極性溶剤は連鎖移動反応を生じやすいです。
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- htomo
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開始剤のみで重合した場合でも連鎖移動反応は生じます。例えば、使用している溶剤、モノマー同士でも連鎖移動反応が生じます。連鎖移動剤を使用しない場合は比較的、重合開始剤の濃度に依存します。重合モノマーや重合方法にも依りますが、高分子量化するほど、分子量分布は大きくなります。当然、反応液の粘土も高くなる傾向にあります。 したがって、回答としては分子量分布は狭くなる傾向になる、粘度は低くなるということになります。 分子量分布を狭くしたいのであれば、重合方法(リビングラジカル重合など)を適用すべきと思います。 温度制御については、質問の意味が判りかねるのでコメントは遠慮します。(重合熱の制御ということですかね)
補足
ご回答ありがとうございます。 連鎖移動剤により分子量分布が狭くなること、よくわかりました。 イメージとしてはMw/Mnが連鎖移動剤なしで2.5程度であれば、どのくらい下がるイメージでしょうか?(曖昧な質問で恐縮ですが) また温度制御につきましては、ご指摘のように重合熱の制御という意味です。重合熱を外部ジャケットだけでは除熱しきれなくて困っています。 よろしくお願いします。