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リビングカチオン重合の欠点について
リビングカチオン重合の長所として(カチオン重合と比べて) (1)合成物の分子量分布が極めて狭い(副反応も少ない) (2)比較的高い温度で合成できる (3)水中でも合成が可能になった(一部ですが) (4)立体構造または位置選択性を制御可能できそう (5)機能をもつ高分子の精密合成も可能になってきた など多くの長所があります。 これだけ長所があれば、短所も多くあると思うんですけど。 現時点で大きな短所・欠点はあるのでしょうか?
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ポリマーの研究をしていますが,合成の方は詳しくありません。 考えられる欠点としては(当てずっぽうです), 1)重合可能なモノマー・開始剤の種類が限られている。 2)量産が難しい。 3)原料の高純度が必要。(わずかな不純物の存在が反応を阻害?) 4)製品化した後の物性の変化。(末端基がさらに反応?) などでしょうか。
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- rei00
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専門外でよく分かりませんが,次の成書は参考になりませんか。図書館ででも探してみて下さい。 「季刊化学総説 18 精密重合」 日本化学会 編,B5判/200頁/本体価格 4078円 ISBN 4-7622-6731-7,93.4刊 ご参考まで。 なお,ネット検索の結果をザット見た所では,あまり短所は見当たらないです。私の印象は「方法自体は確立されているのかな?」です。もし,確立されていなければ,欠点と言えるかもしれません。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 精密重合(日本化学会)は大学にはありませんでした。 リビングカチオン重合の詳細が記載されているので、 目を通して見たかったのですが身近には無さそうです。 >あまり短所は見当たらないです。 そうなんですよね。 今後の課題はあるんですけど、大きな欠点は無さそうですね。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。 >1)重合可能なモノマー・開始剤の種類が限られている。 これが一番のネックになりそうですね。