なかなか抽象的で難しい質問ですが・・・・
私はシステムエンジニアですので、『システム』と言えばまずは情報処理システムが思い浮かびます。
世界的な規模のグローバルなシステムといえばインターネットのことになるでしょう。
企業運営や国家が運営するシステムは、
規模が大きくなるほどに、様々なリスク管理がなされていて、
多少の不具合が出たとしても『崩壊』と言うところまではなかなかいきません。
しかし、別の側面からインターネット上で極めて重要な役割を果たしているシステムが、
ある時突然使えなくなることは考えられそうです。
例えば、企業であれば本業以外のところで、
大きなトラブルを抱えて倒産してしまう可能性というのはあります。
もし、Googleが、例えば経営者通しの仲違いなどのソーシャルな問題で突然企業活動が継続できなくなったら、
その影響は計り知れないものがあります。
マイクロソフトもそうでしょう。どのような流れかにもよりますが、
現行の最新版のWindowsのセキュリティパッチが、
長い間更新されなくなったりしたら大問題です。
ちょっとSFチックに想像力を働かせると、
現在、インターネット上で提供される多くのサービスは、
オープンソースと呼ばれる無償のソフトウェアで構築されています。
オープンソースのソフトウェアは多くはボランティアというか、
お金以外の目的で参画しているプログラマ達によって書かれています。
もし、悪意のあるプログラマがその中にいて、
特定の分野でデファクトスタンダードになっているプログラムのソースコードに、
罠を仕掛けて、それが配布されてしまったりしたら・・・
配布されてから、問題が発生するまでの時間が長いほど、
大きな問題になります。
実際のところは、多くのプログラマが配布される前の時点で、
最新バージョンに組み込まれるプログラムをチェックしているので、
そうそうあり得る話ではありませんが。
仮にインターネット上で名を馳せるGoogle、
未だデスクトップOSについて、ほぼ独占状態を維持するマイクロソフト、
さらに今後パソコン以上に普及すると思われるタッチコンピュータやスマートホンで有力なApple、
インフラ系の構築において大きな役割を果たすIBMといった企業が、
同時に経営危機に陥った場合、リーマンショックどころではない打撃となることでしょう。
見えないところで、コンピュータなしではまったく成り立たない世の中になってますから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 かなり、リアルな、お話ですね。やっぱりそうなんですね。 私もなんとなく、言語に関する混乱をイメージしていました。 打撃は相当ですね、これは。 貴重なご意見なので、さっそく、メモをとらせて頂きます。 ありがとうございました。
補足
創造と破壊、両方の鍵をにぎるのは、人の心だったんですね。 システムという、機械的に見える所にも、 やっぱり心の問題が介在していたとは。 これからは、心の時代かもしれませんね。 これからの、テツガク は、心の問題を中心に 考えるべきかもしれないと思いました。